旧宮家の復帰「選択肢」首相、皇位安定継承で言及(東京新聞 2017年1月27日)
>衆院予算委員会は二十六日、安倍晋三首相と全閣僚が出席して二〇一六年度第三次補正予算案に関する基本的質疑を行った。首相は皇位継承者を安定的に確保するための制度のあり方について、首相がかつて提案していた旧宮家(旧皇族)の皇籍復帰や養子の受け入れが選択肢になるとの認識を表明した。政府や国会で議論を進めている天皇陛下の退位問題とは別に、今後検討する考えを示した。
>首相は、旧宮家の皇族復帰について「(第二次政権発足前)一つの選択肢としてあり得ると考えていた」と説明。「今、私の意見を述べることは差し控えたい」としながらも、「これも含めて、今後議論をしていただければ検討したい」と述べた。
旧宮家の皇族復帰は、これまでも述べたように筆者は反対ですが、この問題が動き出したことは歓迎したいと思います。
何故反対か繰り返しにはなりますが(微力な筆者が主張したところで、大した影響力もなく、日本人は旧宮家復帰派と女系優先派(愛子様派)が水面下で対立しているように見えますが、言うだけは言っておきます)、直系重視の考え方からです。あまりの遡りぶりは継体天皇も真っ青だと思います(旧宮家より男系で皇室に近い方々がいるのは承知していますが、それらの方々も結局は遡り過ぎで、更には、より臣籍降下して長いという問題があります)。当時のように、結婚を「強要」できる訳でもありません。養子にしても、血統重視する(男系維持する)なら、当然血統は誤魔化せない(事実上のお家断絶になる)ことに気をつける必要があると思います。血統重視とはすなわち直系重視です。男系を軽視するつもりもありません(悠仁様の血統が維持されるのがベストです)が、直系重視も忘れてはなりません。旧皇族を臣籍降下させたのはアメリカですが、一族内での結婚をさせられない現代の価値観を考慮するなら、遅かれ早かれ、こうなったことです。女系が意味がないというのは、男系絶対派こそが主張すべきでしょうに。筆者はまだ側室を主張する人の方が実現性はともかく、論理は貫徹していると思います。女系継承を一般化して伝統を変えるべきではないと思いますが、例外的に(一代限りで)認めてはどうでしょうか?その方が天照大神から女系で繋がる日本の皇室の伝統にそぐいますし、女性天皇がいた日本の皇室の伝統にもそぐいます。未婚を強要できないのはその通りですが、それを言うと、伝統である女性天皇の可能性が将来にわたってゼロになるということに、男系絶対派は気付いているでしょうか?
>民進党の細野豪志氏は、皇位継承資格を持つ男子の若い皇族は秋篠宮ご夫妻の長男悠仁(ひさひと)さましかいない現状に触れ、皇位の安定的な継承について「考えなければならない時期だ」と、早期の検討を迫った。
民進党は支持しませんが、大事な問題を提起するのはいいと思います。信頼は一朝一夕では戻りませんが、努力すればいいのではないでしょうか?
中庸が大切でしょう。中国の昔の文化は何も悪いことばかりではありませんでした。
>衆院予算委員会は二十六日、安倍晋三首相と全閣僚が出席して二〇一六年度第三次補正予算案に関する基本的質疑を行った。首相は皇位継承者を安定的に確保するための制度のあり方について、首相がかつて提案していた旧宮家(旧皇族)の皇籍復帰や養子の受け入れが選択肢になるとの認識を表明した。政府や国会で議論を進めている天皇陛下の退位問題とは別に、今後検討する考えを示した。
>首相は、旧宮家の皇族復帰について「(第二次政権発足前)一つの選択肢としてあり得ると考えていた」と説明。「今、私の意見を述べることは差し控えたい」としながらも、「これも含めて、今後議論をしていただければ検討したい」と述べた。
旧宮家の皇族復帰は、これまでも述べたように筆者は反対ですが、この問題が動き出したことは歓迎したいと思います。
何故反対か繰り返しにはなりますが(微力な筆者が主張したところで、大した影響力もなく、日本人は旧宮家復帰派と女系優先派(愛子様派)が水面下で対立しているように見えますが、言うだけは言っておきます)、直系重視の考え方からです。あまりの遡りぶりは継体天皇も真っ青だと思います(旧宮家より男系で皇室に近い方々がいるのは承知していますが、それらの方々も結局は遡り過ぎで、更には、より臣籍降下して長いという問題があります)。当時のように、結婚を「強要」できる訳でもありません。養子にしても、血統重視する(男系維持する)なら、当然血統は誤魔化せない(事実上のお家断絶になる)ことに気をつける必要があると思います。血統重視とはすなわち直系重視です。男系を軽視するつもりもありません(悠仁様の血統が維持されるのがベストです)が、直系重視も忘れてはなりません。旧皇族を臣籍降下させたのはアメリカですが、一族内での結婚をさせられない現代の価値観を考慮するなら、遅かれ早かれ、こうなったことです。女系が意味がないというのは、男系絶対派こそが主張すべきでしょうに。筆者はまだ側室を主張する人の方が実現性はともかく、論理は貫徹していると思います。女系継承を一般化して伝統を変えるべきではないと思いますが、例外的に(一代限りで)認めてはどうでしょうか?その方が天照大神から女系で繋がる日本の皇室の伝統にそぐいますし、女性天皇がいた日本の皇室の伝統にもそぐいます。未婚を強要できないのはその通りですが、それを言うと、伝統である女性天皇の可能性が将来にわたってゼロになるということに、男系絶対派は気付いているでしょうか?
>民進党の細野豪志氏は、皇位継承資格を持つ男子の若い皇族は秋篠宮ご夫妻の長男悠仁(ひさひと)さましかいない現状に触れ、皇位の安定的な継承について「考えなければならない時期だ」と、早期の検討を迫った。
民進党は支持しませんが、大事な問題を提起するのはいいと思います。信頼は一朝一夕では戻りませんが、努力すればいいのではないでしょうか?
中庸が大切でしょう。中国の昔の文化は何も悪いことばかりではありませんでした。