観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

徐薫韓国国家情報院長による安倍総理大臣表敬

2018-03-14 16:18:12 | 注目情報
徐薫韓国国家情報院長による安倍総理大臣表敬(外務省 平成30年3月13日)



>安倍総理大臣から,我が国としても,拉致,核,ミサイルの問題を解決するというのが我が国の基本方針である旨述べ,両者は,北朝鮮の非核化に向けた具体的な行動を引き出すべく,日韓,日韓米の緊密な連携の下,しっかりと取り組んでいくことで一致しました。

当たり前ですけど、言葉通りにやってほしいですよね。

ところで、国家情報院?って思いませんか。

大韓民国国家情報院(ウィキペディア)

>国家情報院(こっかじょうほういん)は、大韓民国(韓国)の国家安全保障に係わる情報・保安及び犯罪捜査などに関する事務を担当するために大統領直属で設置された情報機関である。

情報機関の長が首相と会談するってあまり見ないような気がします。直接的には日本の主要関心事である拉致問題に関係して情報機関の長を送ってきたんでしょうが、少し以前には三浦瑠璃氏のスリーパーセル発言の話題もありましたね。わりに日本を良く見ているのかもしれません。

韓国というとどうしても舐めてしまうところがありますが、防諜意識の高さで言えば、日本より高いという指摘もあります(「日本の情報機関は世界から舐められている」宮田敦司 潮書房光人新社 83p参照)。ある一等空尉は北朝鮮スパイと間違えられたか「変な朝鮮語を話している人物がいる」と警察に通報され事情聴取を受けたそうです。何でも通報者には最高20億ウォン(約2億円)の報奨金が支払われるのだとか。筆者など誣告の国でそんなことしたら、偽情報だらけになって大変そうだな?と思ってしまいますが、それはともかく、北朝鮮スパイに敏感な国であるということはありそうです。日本の方がスパイ天国と言われ、気楽なところがあるのかもしれません。ネットには韓国はレッドチームに行った方がいいと強硬に言い張る方がいらっしゃいますが、北朝鮮が隣国になったら、相当覚悟しないといけないことは間違いありません。常識的に考えれば緩衝国の存在は有り難いものです。最終的かつ不可逆な合意を必死で覆そうとする連中を見るにつけ、常識的に考えていいのだろうか?と思ってしまうことにおいて、筆者も例外ではありませんが。

さて、スリーパーセルの問題ですが、北朝鮮に拉致された人々は日本語の教師をさせられていたことから考えて、いない訳がないという指摘には頷けるものがあります。日本語ができる北朝鮮の手先としては朝鮮総連がありますが、朝鮮総連の人員に日本において特殊訓練を施す訳にはいきませんし、本国で在日を訓練したら誰がスパイかバレバレになってしまいます。在日が北朝鮮で日本語教師をするという手法はありますが、それではせっかくの貴重な日本における人材を失ってしまいますので(日本に戻したら理由をつけて逮捕され情報が洩れる恐れがあるので、二度と日本に入れなくなります)、それもやりにくいところがあります。勢い北朝鮮のようなならずもの国家においては、日本人を拉致してしまえば、日本人になりすますための情報源としては最適じゃないか?という発想になると思います(特殊訓練を施した諜報員に拉致被害者が日本語を教えたり、日本人の仕草をマネさせればいい訳です)。スリーパーセルに否定的な方々は、じゃあ北朝鮮は何のために拉致をして日本語教師させたの?という疑問に答える必要があると思います。北朝鮮だって遊びで拉致をした訳ではないはずです。スパイ天国と揶揄される日本人にはピンときにくい話題ですが(筆者も例外ではなく、スリーパーセル?と最初思ったことは認めなければなりません)、北朝鮮はスパイ輸出国であり、韓国はかなり警戒していますし、日本もターゲットであることは忘れてはならないと思います。

拉致被害者を日本は北朝鮮を騙す形で取り返しましたが、そのことによって分かった情報は実は結構あるのではないかと思います。恐らく拉致被害者が日本語を教えたスパイは使いものにならなくなったでしょう。バレバレですからね。それを考えると、騙してでも取り返さなければ、(特に重要な情報を持つ)拉致被害者は返ってこなかった可能性が高いとも言えます。

先に紹介した宮田氏の本にも工作員が侵入している可能性が根拠を述べながら指摘されていますが(135p~137p)、いると思った方がいいでしょう。問題の性質上、詳細に説明されることはないんでしょうが(何が分かっているかどう認識しているかバレてしまうと、対策されますからね)。

どんな会談をしたか分かりませんが、拉致,核,ミサイルの問題で韓国とも情報交換し連携していく流れに繋がることを期待したいと思います。

以上ですが、「その他の過去のテーマ」の内、「諜報」はこの記事をもってひとまず終わりにしたいと思います(時系列がおかしいことは無視してください)。必要に応じていずれまた書きます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿