結婚して、初めて夫の実家でお正月を過ごして
県が違うと食文化がこんなにも違うのかと、色々経験しました。
中でも 今も大いに役立っている物が有ります。
それは、 お雑煮が残ったり、おせち料理が残ったらどうするか?
って 問題に対する答えです。
宮崎県えびの市では、1月7日に、その年に新一年生に
なる子供が、重箱を持って、近所廻りをする風習がありました。
子供が訪れた家の当主が お祝いと、重箱の中に <ななずし>
を入れてあげるのです。
義母が <ななずし> を作ると言ったので てっきり ちらし寿し
と思っていたら 全く別物でした。
ななずし 再現してみました。
そうです、おじや に見えるでしょう?
お雑煮の汁の中に、残ったおせちを小さく切り
御飯と共に煮るのです。
良く考えると 七草かゆ と同じ日ですね。
食べ物を残さず大切に頂きながら、疲れた胃を労わる
そんな 意味もあったのでしょうか。
子供が少なくなった今も、残っている風習かどうか定かでは
ありませんが、お蔭様で、お雑煮も御節料理も
残さず頂いています。先人の知恵ですね。
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