PCL 直下アンプ用広帯域差動増幅器を製作してみました。
と言っても2年半前に自作した MLA 用直下型増幅器と基本は同じ。目指せハイバンドの S/N 比向上!
まずは 2N5109 トランジスタの選別作業、hFE の揃ったペア組みします。
今回はトランジスタのみならず抵抗、コンデンサもペアを組みました。理由は後述 ※1 ...
例によってメガネコアを巻きます。今回の変更箇所は入力トランスのインダクタンスを 48μH へ下げてみた。
なんで4個も?はい、アンプを2台(3号機と4号機)を同時に作る為です。1台でも2台でも製作時間の差がないので、一気に2台を製作します。
このトランスって Galvanic Isolator の役割はないのかな?入力側と出力側の巻き線は離して線同士のキャパシタンスを減らしたつもり。
そして部品が集まった。選別したペア部品を袋で分けてみた。
いつものベタ・アース基板に部品を乗せます。
↓ 2N5109 トランジスタには先日手に入れた2種類の放熱器を使って、製作する2台のアンプにそれぞれペアを組んで付けてみた。
↓ 画像では分かり難いですがメガネコアはスポンジの座布団を使って高さを稼いで基板から離しています。
↑ 上の基板(3号機)は最近(普通)の抵抗とコンデンサを使ったもの。
↓ 下の基板(4号機)は以前記事に書いた古典的 ソリッド抵抗 と カーキ色のセラッミック・コンデンサ 仕様、単なる懐古趣味!
※1 この時代のソリッド抵抗とこのタイプのセラミック・コンデンサは、かなりバラツキが大きいので一つ一つの部品の数値を調べて差動アンプの対称形としてバランスを取って組んでみた。ペア組は正解となるか?
↓ こちら3号機は比較的最近の部品を使ったので部品のバラつきは少ないけど差動回路の部品はペア組して、防水ダイキャスト・ケースに入れて完成!
既にこれをベランダの PCL に付け替えたので、今夜から聴いてみます。
P.S.
今日はお空模様が良くこのアンプで 6134.82AkHz 南米 Bolivia の Radio Santa Cruz が 18:40 から凄く良く聴こえ自作 BCL の醍醐味を味わいました。