ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

自分のオシャレは相手に対する思いやりでもある

2019-02-05 02:26:12 | エッセー
 バブルの時代だが、ある大手企業から依頼があり、社員研修をした、その後その
係の部長に誘われて、あるホテルでご馳走になったことがあった。
 とても明るく楽しい方だったが、少々酩酊してリラックスしたためか、「僕の考
えでは社員研修は勉強だけではなく、ある程度気分転換だと思っている、そのため
できるだけ楽しい雰囲気で受けて欲しい、そのためいくら有名でも、00女史タイプ
の講師より、小池さんのようなタイプが良いからお願いした」と言われた。
 その時またこうも言った。「何にも関係なくても、ことに異性とはあまり見た目が
良くない人とは歩きたくない。誰に見られても嫌だから」とも言った。
 「なるほど、男性はそう思うのだ」と感じたが、そう言えば私自身も、性別に
関わりなく、あまり見苦しい人とは歩きたくない」と思っていたことに気づいた。

 ということは人と会うときは「やはりこぎれいにすることが大切なのだ」と思い
たとえ容姿が良くなくても、今は死語になったが、せめて「雰囲気美人」になるよう
心がけているが、それは高齢になった今でも変わらない。
 多分40歳代頃だが、青山のある勉強会に参加していたが、先に来ていた男性達
が私が入って行ったら、大きな声を出して笑ったのて、何事だとビックリした。
 その後の飲み会で聞いたら、男性達は私がスカートで来るか、ズボンで来るか
賭けをしていたようだ。20人前後の勉強会だったが、ある日「小池さんがどんな
スタイルで現れるか楽しみにしている」と言われ、いつも見られているのだと張り
切らざるを得なかった。

無論毎回違うものを着て出席したが、その時感じたのは「オシャレは自分が楽しい
だけではなく、他人も楽しんでくれる、つまり相手に対するサービスでもあるのだ」と
思った。勿論ご自分の好きなファッションは自由だが、人に会うときは、できるだけ
TPOを踏まえるのは必要だ。昔親友と都内のある一流ホテルへ宿泊したが、ロビーで
待っている私の前に現れたのは、まるでビーチへ行くようなスタイルで、驚くと同時に
大変がっかりしたことを思い出した。オシャレは自分だけではなく、周りも楽しんでくれる
ことを意識するのも必要ではないかと私は思う。さて、あなたはどう感じられますか?
 
コメント
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