ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

老いるということ

2019-12-02 07:16:22 | エッセー

 時々行くスーパーの道は、人通りもあまりなく車などほとんど走っていない。

その道に面している一軒の大きな家は植物が沢山あり、ことに春先はことのほか

美しい。私はその道が大好きでのんびりと歩いていた、途中の道で空を見上げたら

雲が今まで見たことがないほど垂れこめて、とても珍しかったので何度かスマホで

撮った。そんなのどかな道をのんびり歩いていたら、前から来る女性が私に何かゼス

チュアをしている、びっくりしてよく見た。

 

 すると、のんびり道路の真ん中を歩いている私に、「後ろから車が来ているから」

という合図だった。私は昔突発性難聴炎になったのに、「物音恐怖症」なので

かなり気づくほうだし、動作は素早い方だ。それなのに、後ろから近づいてくる

車の気配には、まったく気付かなかった。最近は余程でなければ、クラクションを鳴ら

さないのが常識らしいが、私は運転していた人をイラつかせていたのだ。

 すぐに端によると、車は私の脇を通りぬけて走って行った。これからは滅多に車が

通らない道でも、道路の端を歩かなければ迷惑になると思ったが、これなどは明らかに

老化現象だ。これからは注意しなければ他人に迷惑をかけるのだと、改めて心を引きしめた。

コメント
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