年齢ともに加齢によるさまざまな現象が現われるが、私はもっとも嫌いなのは
神経が鈍麻になることだ。親しい友人達にはそんな人はいないが、残念ながら
高齢になると面倒くささも増して、だんだん増えてくるようだ。
また、「もう歳だから、お化粧なんて」「今さら何をやっても・・・」、私はそんな
タイプになるのは美意識が許さない。そのため、いろいろ工夫し努力すると、それらの
効果は即顕著に実感できるから楽しい。自分自身が実験台なんて、こんなに面白いことはない。
見かける若い人達は、本当に生気に溢れ輝いていて、最近はスタイルも顔立ちも昔とは
違ってきてホントキレイだ。でもどんな人でもいずれは誰でも差別なく年は取るのだと思うと
若い人が羨ましいなどと、私はこれっぽっちも感じたことはない。
文学少女で感受性が強かった私は、自分がお婆さんになるなんまで生きるなんて、とても
信じられなかったが、今考えると若さゆえの傲慢さだった。プロ意識としての心身両面の研鑽
は言うまでもないが、髪を染めたり、お肌の手入れをしたり、メークをしたり、毎日着るものを
選んで着たり、ファションの流れをある程度意識し・・・などなど年齢を増すほど、やることが多くなる。
人間が古いのだから、いくら良いものでもあまり古色蒼然とした身なりはしたく
ない。高価なものは買わないが、時折新しいものを買うが、最近はビビッドなカラー
は全然着なくなった。あまり派手だと余計に年齢を感じてしまうから。
いずれにしても・・・もしかしたら、100歳まで生かされてしまうかも知れない
ので、できるだけシックに、でもある程度華やかに、年齢を重ねたいのが理想だけれど。
こればかりは自分の努力だけで叶えられるかしら?ナーンテ考えた午後だった。