何年か前か読んだ「スタンフォード大学式、疲れない体」を読んで、アスリート
集団が疲れずケガをしないため行っている、界最新の疲労予防「IAPメソッド」は
大変良いと感じました。「IAPメソッド」は腹式呼吸ではなく、腹圧呼吸と言われる
ものですが、腹式呼吸との相違は「息を吸ってお腹を膨らせ、吐くときも膨らませる」
呼吸法で、「腹圧呼吸法」とも言うようです。
呼吸法になれない方は、少々難しいと思いますが、疲労予防や、若さを保つためにも
続けると、大変効果があると思っています。その効果は本書では、このような効果が
あると説明されています。
1 腹圧が高まることで体の中の中心(体幹と背柱)がしっかり安定する。
2 体幹と背柱が安定すると、正しい姿勢になる。
3 正しい姿勢になると、中枢神経と体の連携がスムーズになる。
4 中枢神経と体の連携がスムーズになると、体が「ベストポジション」(体の各
パーツが、本来あるべきところにきちんとある状態)になる。
5 体がベストポジションになると、無理な動きがなくなる。
6 無理な動きがなくなると、体のパフォーマンス・レベルが上がり、疲れや
ケガも防げる。
これはかなり難しい呼吸法ですが、初めに腹式呼吸をマスターしてから練習する
と良いと思いました。
1 やり方はお腹の横に両手を当てます。
2 5秒かけてそこをふくらますように息を吸います。
3 お腹をふくらましたまま5~7秒かけて、口から息を吐きます。
朝昼晩 8回ぐらいづつ行うとマスターできるそうですので、ぜひ練習し疲れ
ない体を手に入れましょう。座ったままで行う時は、肩を上げない事。
私はインドで修行したので、実に沢山の呼吸法を学びましたが、今はこの「LAP呼吸法」を
朝晩ベッドで20回~30回必ず行っていますが、吐くときも吸う時も鼻で行います。
呼吸法は不随意神経と呼ばれ、心と身体のルートである自律神経を安定させ、心身の
健康維持に大変効果的です。マスターして待ち時間など利用し、生活の中に取り入れると
心身の健康や若さを保つためにも、ぜひこの呼吸法も習慣にして下さいね。