日曜日の練習は、藤井先生による指導、ピアノはユリエ先生でした。
初めにフォーレ『レクイエム』の1曲目“Introit et Kyrie”から6曲目“Libera me”まで練習しました。
後半は、デュルフレ『レクイエム』3番“Domine Jesu ”から9番“InParadisum”までを練習しました。
フォーレ『レクイエム』
1番“Introit et Kyrie”
※.歌いだしの音を柔らかく
Tパートソロ部分柔らかく歌えていて良いが、“Requiem”の“qui”の発語は速
い方が良いが硬くならないようにしてスピード感を揃える。1つ1つの音符が見
えないように大きいフレーズ感をもって歌う。
S.パートソロ、初めの音に対して思い入れがあると良い。“In Jerusalem”の
スピード感がばらつくので気をつける。
※.50小節からffからpになるところPになったところ響きがなくならないよ
うに、遠くに訴えるものをもって歌う。
S.60小節のpp透明感があった方が良い。
※.上の3声、63小節“Kyrie Kyrie”大きくならないで入る。音程も注意。
※.78小節最後の“n”を美しく。
※.“Christe eleison”“e”と“leison”が分かれないように歌う。
※.54小節~ff sempreで58小節のdimの小節まで
2番“Offertoire”
A.遅くならないように歌を進めていく。
A.28小節からの“ne cadant in obscurum”の音の確認をしました。
※.27小節など1拍半伸ばすところは短くならないように。
女声.強弱記号がずれているところがある。メリハリをもっと付ける。
S.80小節、ppで柔らかい音で入る。
※.91小節から転調している。
A.“Amen”下ってくるときに音の幅が広くならないように、天井に音がついて
いくように歌う。
A&T.92小節の8分音符の線が見えないようにレガートにつなげて歌う。
※.85小節はまだまだfで歌う。
S.91小節PPPは.もっと自分から離れたところへ声を届けるように歌う。
3番“Sanctus“
A.54小節、アルトが入るところ顔を上げて指揮を見るように。
S.最初から羽ばたくように歌う。“Sanctus”の“S”はもっとスピード感をも
って歌う。27小節“pleni sunt coeli et terra”の“ terra”は羽ばたいたま
ま歌う。次の男声につなげる。
S.51小節からのdimは時間をかけて小さくなるように歌う。天井を高くして歌
う。
S.38小節からのpcco a poco cresc.があるので忘れずクレッシェンドしてい
く。<を描いておくとよい。
男声.もっとレガートに滑らかに歌う。31小節から猛々しくならないように美
しく歌う。
※.“Sanctus”の“u”の発語は喉の奥をもっとあがるようにして歌う。
5番“Agnus Dei”
※.PPはもっとPPで歌う。
※.19小節からのfのところの切り方が揃っていないの気持ちを揃えて切って
ほしい。
※.28小節から早くディミネンドしない。
※.練習記号EからソプラノはPでした3声はPPで歌う。練習記号Fからのクレッ
シェンドは沸々感をもって大きくしていく。
※.53小節下3声<>をもっと出して歌う。“mi”飲み込まないで2階席まで
届くように歌う。
※.75小節からのPPは、息を吸い込むように歌う。“Requiem”歌いきるまで良
い発声を維持して歌う。
※.80小節の切り方は3拍伸ばした後に伴奏が入ってくる。
※.81小節からのfはお腹をもう少し入れてしっかり入って体を最大限に広げ
るようにしてクレッシェンドする。音が終わるところまで体を0にしない。その
まま“luceat”入る。“at”は短くならないで1拍半伸ばす。
S.音量が人数が少ないのに大きい。PPがmPになってしまうので、45小節“
Lux の伸ばすところはお客さんが咳払いもできないと思わせる時間にしたい。緊
張感のある2小節の時間にしてほしい。
S.53小節からもっと我慢して大きくしない。音の動きが見えるように柔らか
く歌う。
T.パートソロ部分、1つの母音で2つの音を歌うところで息が2回出てくるの
で、もっと息が流れるように歌う。15小節F(ファ)の音滑らかな流れの中で
歌う。
6番“Libera me”
※.歌いたくなるところがあるが、たくさんPのところがあるので気をつけて歌
う。
※.喋るのが遅い。早めに子音を言う。歌い出しの子音の準備を早くする。
4分音符で縦に刻みすぎている。大きく書いてあるスラーを感じてレガートに歌
う。子音で合わせて入る。(“luceat”等の入り)
※.練習記号Cから“tremens”喋るのが遅くならないように。
※.69小節切るときに短くならないようにする。
※.77小節、1小節の中にfからPのディミネンドがある。
※.最後の小節に入ってしばらくしてから良いところにはまるので“ne”に入っ
た瞬間に周りを感じられると良い。
※.108小節“quando”唇をしっかり使う。
※.131小節からソロの後の入りは準備をしっかりして遅れないように。
T.51小節3拍目で音が変わるがレガートで歌う。
A.82、83小節音の変わるところ横に開かないように縦長にして息が回るよ
うに歌う。84小節“i”は奥歯をかまないように。顔を上げると声が良くなって
いる。
デュルフレ『レクイエム』
3番“Domine Jesu Christe”
※.練習番号32、1小節分伸ばす。
女声.練習番号37と42からの部分拍子をかぞえて歌うのではなく1つのメロ
ディとして聞こえるように歌う。
※.24小節からオーケストラはテヌートが書かれているが合唱はもっとレガー
トに横の流れで歌う。
※練習番号263小節から拍を感じすぎないようにレガートで歌う。
S.練習番号34、3小節目の入るところは、前もって息を1回してから2回目
で出る。
4番“Sanctus”
A.練習番号45、6小節目の“Hosanna”に入るところ顔を上げて指揮を見て出
る。もっときらびやかな声で歌う。
女声.ずっと、よっこらしょという感じがする。“Sanctus”1拍目の休符を細か
く感じてから歌い出す。
※“sis”歯をかまないで『シス』と発音しない。『スィス』にする。ところどこ
ろで『シス』が聞こえてきます。
男声.“excelsis”切れないように歌わないと言葉が違ってしまう。
※.“excelsis”“ce”は、前から確認していますが『シェ』と発音します。
※.“Hosanna”切れないように横の流れを感じて歌う。
6番“Agnus Dei”
A.伴奏のテンポを感じて正しいテンポで入る。
練習番号73、3小節目“sempiternam”“e”は縦長にして声を出す。“nam”
は後ろを感じて歌う。
T.64番5小節目“Agnus Dei”出だしが硬くならないように柔らかく入る。
A.練習番号66、アルトが追いかけていくとき遅れていかないように。
※.練習番号684小節目ディミネンドした後“Requiem”の下3声の入り緊張感
をもって同じ感性で歌う。そしてバスソロに入っていく。
7番“Lux aeterna”
※.練習番号75、ソプラノはP、下3声はPP。アルトは目線を上げて、男声の音
色は良かった。
※.練習番号78と80、“Requiem aeterna”1つずつ音が粒になっているの
で広い景色が見える場所にいるようにつなげて歌う。4分音符が並ぶところが危
険。ソプラノの出だしは、常に上からでるように。決してしたからずり上げて歌
わない。
※.言葉はしゃべれているが、電波が届きにくいところにあるラジオのように聞
こえるので、もっとまっすぐに歌う。
8番“Libera me”
B.練習番号81,2小節目“quando”急いでいる人がいるのでとびださによう
に言葉をしゃべる。高い音“coeli”は音の広がりが楽しめるところまで行くと良
いです。“terra”の“rr”は巻ける人はもっと巻いて。
A.練習番号82、4小節目はもっと存在感がほしい。しっかりmfで入る。
T.練習番号82、2小節目“ca”は突出しない縦長な声で出す。
※.練習番号83、7小節目Molto animando“judicare”のところは、マエスト
ロが見えるようにしておく。
B.練習番号88,Animatoの部分マルカートと言われればすぐにできると思うの
で、レガートで歌えるようにしておくと良いと思う。
S.高くてたいへんですが“calamitatis et miserie”のところ“tis”から“
et”に時間がかかっている。息の運び出しをもっと上手にすると良い。
※.練習番号92、“Dum”ので出しがリズムがほしい。
T.練習番号92、7小節目“judicare”の“ca”縦長にした方が他のパート
と混じりが良い。
※.P74、2小節目“ignem”の“i”奥歯をかまないように縦長の声で歌う。
※.練習番号95からのユニゾンのところ言葉がほしい。
9番“In Paradisum”
※.練習番号102、2小節目はまだリタルダンドしないので要注意。
※.練習番号101、出だしはPPです。今出している声の15m先から自分の声
が出ると思って出す。pは体を使って歌う。
※.最後のハーモニーは、課題です。圭先生にお伝えします。
練習録音は和光市民合唱団HPから団員専用サイトでお聴きになれます。
不参加だった方は是非お聞き頂き、復習をお願いいたします。
何度もお知らせしている通り、来週10月27日は企画展示室が選挙投票会場になっていますので
我々の練習は中止いたしました。くれぐれもご来場されませんようにお願いいたします。
次回の練習
11月3日(日)1時半からサンアゼリア企画展示室での女声練習です。
指導は藤井冴先生、伴奏は近藤香織先生です。
フォーレ6番7番を予定していますが、デュルフレレクイエムも練習します。
楽譜は常に2冊お持ちください。