1月30日男声練習報告
佐藤圭先生のご指導で、魔笛とモツレクNo.1と6の練習をしました。
出席者はテナー6人、ベース11人。
全体を通して、テナーには「イ」の母音と高い音は、口腔内を広く保ってつぶさない発声、ベースは特に低い音は喉を締めないで、上顎を意識した発声、のご指導がありました。
【魔笛】
・演奏部分は、「魔笛」最後のハイライトなので、明るく高揚感を持って歌う。
・ドイツ語の単語最後の子音をはっきりと発音する。
・1曲目(211-212P)は演奏しません。
・830小節:「Heil」をはっきりと(特に「H」)。「Heil」の後に少し切れ目を入れる。
・830-831小節:「Geweihten」は一つの言葉なので、小節間はつなげる。
・837小節:テナー「get」は8分音符に「ge」「et」を置く。
・838小節:「Nacht」は1拍の中で言い切る。「cht」(ハト)ははっきり言う。
・839小節以下:「Dank!」の「k」の入れ方は指揮者の指示によるが、しっかり発音する
・841小節以下:Pfが順番に出てくるので注意。
・846小節:「bracht!」は言い切る → 指揮をしっかり見る!
・847小節以下:かなり速くなるので、ついて行けるように各自練習を。
・855小節:「siegte」は「ズィークテ」と発音する。
・856小節:「Stärke」の「St(シュt)」は拍の前に、はっきりと発音する。
・857小節:「Krönet」の「Kr」は前に出して発音する。「Ö」は口をとがらせて「エ」と発音する。
・870小節:「unt」の前で軽く切る。
・872小節:「Lorn」の後で切る。
・877小節:フェルマータの最後に「n」をいれる。舌を上顎に付けて発音する。
・879小節以下:男声が一緒に動くのでお互いを意識して合わせ、ハーモニーをつくる。
・893小節以下:4声が一緒に動くので、意識して合わせ、ハーモニーをつくる。
・以下「,」がある箇所は切る。
・901、905小節:「mit」の「t」は拍ギリギリまでしっかり歌って発音する
【モツレク】
<No.1 Requiem>
・死者を弔う気持ちを持って。
・音がブツブツ切れないように、次の拍の頭までしっかり伸ばす
・特にテナー、高い音はつぶさず、天井を高くして歌う。
・出だし「R」は巻いて拍の前に出して、はっきりと歌う。各パート音程が低くならないように。
・14小節のベース、和音的に「♭シ」は抑え気味に歌う。
・15小節以下は、レガートに、8分音符の長さを保って。26小節以下も同じ。
・39小節以下の16音符はすべての音を歌う意識ではなく、拍の頭を捉えて遅れない。
・50小節以下はスピード感を持って。出だしははっきりと。
・最後は和音を意識して、自分が和音の何番目の音を歌うのか考えて。
・ No.2の出だしは、音を取らずに行くので、最初の音を取れるようにする。
<No.6 Confutatis>
・Andanteであるがテンポ感持って。
・テナー、べースは、4小節最後の拍から同じリズム、5小節2拍目から同じリズム・歌詞になるので、合わせる気持ちを持って。
・12小節テナー、高いラ、ソ♯が出てくるが、空間を持って歌う。
・テナー、べースは、13小節3拍目から同じリズム、14小節4拍目から同じリズム・歌詞になるので、合わせる気持ちを持って。
・ベース26小節の出だし、胸に落とさず、頭声の響きを持って。
・テナー26小節から和音の意識を持つ。
練習の録音は下記にアップしましたので、復習の参考にしてください。
https://s.mypocket.ntt.com/FkVKUn
次回の練習は2月7日(日)マエストロ稽古となります。
魔笛、モツレクNo.6からご指導いただきますので、ご準備ください。
なお、A・B分散練習になりますので、開始時間にご留意ください。t