てんとう虫の歳時記 2

主に狭山丘陵の野鳥、昆虫、植物などを写真を中心に綴ります。

2013極寒の道東探鳥記 ハシブトウミガラス

2013年03月10日 20時08分24秒 | インポート







ハシブトウミガラスは今回初めて見ることが出来た。
これも観察難易度5の鳥だという。

太平洋北部、大西洋北部から北極海周辺で繁殖する。冬季は周辺海域にやや南下して過ごす。
日本では、北海道沿岸でよく見られる。本州ではほとんど記録がない。
嘴は太く、基部の白線は明瞭である。冬羽では喉と首の前が白くなる。
とある。


2013極寒の道東探鳥記 謎の鳥???---->エトロフウミスズメのアルピノ

2013年03月10日 16時21分13秒 | インポート










         エトロフウミスズメ

ここに10回以上も来たというベテランさんでも判らない鳥がいた。
エトロフウミスズメの白化体ではとの話も出ていた。

参考までにエトロフウミスズメを並べて見たが、口は似ているもののあまり似ていない。
  
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今、検索したら現地のクルーズ専門家の掲示板に

「エトロフウミスズメが150羽!!!

その中に白い個体(アルビノ)を発見!!!!!

とっても可愛いです(*^_^*) 」

との投稿文を発見した。
これはエトロフウミスズメのアルピノで間違いないようだ。



2013極寒の道東探鳥記 ケイマフリ

2013年03月10日 15時42分57秒 | インポート













これも二度目の再会。
波が静かな分、綺麗に撮れたかな?

ウイキペディアには
冬羽は目のまわりの白が小さくなってアイリングとなり、喉から腹にかけて白くなる。
「ケイマフリ」という名称はアイヌ語名のケマフレ(kemahure「足が赤い」の意)に由来し、その名の通り鮮やかな赤橙色の足をもつ。
一方、英名の"Spectacled"は「眼鏡をかけた」という意味で、目の周囲の白い模様を指している
とある。


絶滅危惧II類(VU)環境省レッドリスト
Status jenv VU.png





2013極寒の道東探鳥記 野生化した馬

2013年03月10日 14時05分52秒 | インポート







帰りの航路でふと見ると、ユルリ島に生き物の影が見えた。
レンズを向けると馬だった。

無人島に馬がいるのはおかしい。
食物はあるのだろうか?

今、調べると次のようなことが解った。
なるほどそうだったのか。
   
     http://www.aurora-net.or.jp/doshin/chihou/natu99/no3.html様より。
     
文章は読みづらいので下にコピペする。
     
     
 眼下に広がる草原の緑がまぶしく、野生化した馬の群れが悠々と草をはんでいた。
その姿をとらえよう、とヘリコプターを旋回させると、飛行音に驚いたのか、黒光りする体をひるがえして一斉に駆け出した。
根室市郊外の無人島・ユルリ島は野生馬たちの楽園だ。

 夏場に漁業者が島へ渡り、コンブ漁をしていたのも今は昔。最盛期には番屋六軒が並んだが、動力船の普及で30年ほど前に姿を消した。
馬たちはコンブ運びに使われた作業馬の子孫で、持ち主もはっきりしているという。

 島で生息しているのは20頭あまり。周囲8キロに満たない小島で頭数がこれ以上増えると、
えさを求めてがけから落ちる馬が出る恐れもあるため、持ち主が間引いている。 

 「自由な暮らしをさせても、死ぬのを見るのは切ないから」と、地元漁業者は話す。楽園はその温かな心で守られている。



2013極寒の道東探鳥記 蓮葉氷(はすばこおり)

2013年03月10日 13時43分33秒 | インポート







去年の冬のクルーズは大荒れだったそうで、寒くて波も荒れて大変だったという。
私は夏は参加したが冬は参加しなかった。

今回は風もなく、ベタ凪で湖のような静かな海だった。
酔い止めの薬は飲んだが不要だった。

ゆっくり漂う蓮葉氷(はすばこおり)が美しかった。

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はす葉氷(はすばごおり)pancake ice

海氷初期段階薄い板状軟氷はもろく、うねりがあると波長半分程の大きさ分割される。
氷板は、回転しながらぶつかり合ってその縁がまくれ上がって、直径が0.3?3mのはす()ののような形になる。これをはす葉氷という。





2013極寒の道東探鳥記 コウミスズメ

2013年03月10日 13時12分50秒 | インポート







これも初めて見る鳥だ。
この鳥も観察難易度が高く、5段階中5だというから凄い。

体長15cmほど。ウミスズメ科では最小の種類で、スズメより少し大きい程度である。
夏羽では腹が白と灰黒色のまだら模様となり、くちばしの上に白髪のような細かい羽毛が現れる。
捕食の際は海底から上昇する湧昇流によってプランクトンが集中する海域を狙い、翼と足を使って巧みに潜水する。
非常に貪欲で、1日に自分の体重の86%もの餌を食べる。
とある。



2013極寒の道東探鳥記 エトロフウミスズメ 冬羽

2013年03月10日 12時35分00秒 | インポート



















エトロフウミスズメは10回以上もこの海に通った先輩方も初めて見たという超珍鳥だ。
それが2回めで見られて撮影も出来たのだから幸運だった。

以下はウイキペディアから抜粋。(写真も)
額から長い冠羽が突き出ており、目の後ろには細くて白い飾り羽もある。目は瞳が小さく、虹彩が白くて広い。
夏羽ではくちばしが朱色になり冠羽が太くなるが、冬羽ではくちばしが褐色で、冠羽も細い。
日本では繁殖していないが繁殖地ではホッキョクギツネワタリガラスなども敵となる。

    
    夏羽の画像




2013極寒の道東探鳥記 ウミガラス 冬羽 別名オロロンチョウ

2013年03月10日 12時11分04秒 | インポート




去年に引き続き2度めの撮影。
今年のほうが少しはいいかな。目がなかなか写らない。

なかなか見るのは難しい鳥だという。
http://www3.famille.ne.jp/~ochi/ororon.html様には次のように書かれている。

現在、日本では天売島だけで繁殖している、その生息数は次のとおり。
2001年、21羽
2002年、13羽(繁殖数5つがい)
2003年、17-20羽(繁殖数3つがい)が観察されただけ。
2004年、20羽だけ飛来し、繁殖数は観察史上初、0羽だった。
2005年、2年連続で繁殖数が0羽となった。
ごく近い将来に絶滅の危険性が極めて高い、絶滅危惧 1A類 (CR)
ウミガラスの鳴き声は「ウォルルン オロロロ........」。その鳴き声が「オロロン」と聞こえたところから、「オロロン鳥」と呼ばれている。


ウイキペディアには(写真も)
水中では翼で羽ばたいて泳ぎ、水深50m(最深記録180m[11])を3分間ほど潜水できる。
ただし脚が体の後方にあるため、陸上を歩くのが苦手である。
巧みに潜水してイカシシャモら稚魚,イカナゴ、カジカ、ギンポなどを捕食する。雛に給餌する場合、半分のどに入れた状態で繁殖地へ戻る。
とある。
      
      夏羽




2013極寒の道東探鳥記 アジアラッコ(チシマラッコ) 

2013年03月10日 10時36分13秒 | インポート















見張りのガイドさんがラッコを見つけた。
雪の積もった岩の上でお昼寝中のようだった。

船からは結構の距離でこれが精一杯の撮影。
船の上では三脚や長いレンズは使えない。
同船の女性が「ラッコちゃん起きてー」と大声をかけると聞こえたのか振り向いて呉れた。

我々が下船すると入れ替わりに乗船した4人の人たちはこのアジアラッコチシマラッコ に逢いに行くのが目的だという。
このラッコが恋人で何回も逢いに行くという。

アジアラッコは生息する亜種の中で最も体長が大きく、頭部が広く、鼻が小さいことが特徴
8世紀(1700年代)には30万頭ものラッコがいたと言われていますが、昔から珍重されていた毛皮目当てに、数多くのラッコが乱獲され、
20世紀初めには絶滅寸前にまで追い込まれました。このままいなくなってしまうのかと心配されましたが、
1911年に国際的な保護条約が締結されて以来、少しずつ回復していきました。

とある。http://www.k5.dion.ne.jp/~a-web/ship/crt-rSeaOtar.html様より。


同船の方々は気がつかなかったかも知れないが、別の場所でもやはり寝ているのが見えた。

話は長くなるが、実はこのどちらかのラッコはあの有名な釧路川のクーちゃん本人だという。
興味の有る方はこちらに。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93


130310晴れ