
<5月21日の誕生花>
ヒエンソウ
・金鳳花(きんぽうげ)科
・学名 : Delphinium ajacis
Delphinium = デルフィニウム属
ajacis = ギリシャの英雄 Ajax の
Consolida ambigua
・原産地 : 北アメリカ、南ヨーロッパ
・和名 : 千鳥草(ちどりそう)、
デルフィニウム、ラークスパー
<花言葉>
清明、高貴、尊大、軽快、信頼、慈悲、忍耐 温和、
正義、自由、浮気、気まぐれ、移り気、野の喜び
今日の誕生花のヒエンソウは、
4月19日の誕生花でもあります。
ヒエンソウの中でも・・
ラークスパーと呼ばれる花は、
青、藤、赤桃、白など色は多彩で八重もあります。
デルフィニウムと呼ばれる花は、
青紫色の5弁花です。
「ラークスパー」の「ラーク(lark)」は
「ひばり」という意味です。
かつてはラークスパーも
デルフィニウム属に分類されていましたが、
形態が少し異なるため、現在ではコンソリダ属で
扱われています。
そのため、分類その他が一部紛らわしくなっています。
もともとのデルフィニウムがオオヒエンソウ(大飛燕草)と
呼ばれているような?
Delphinium は、つぼみの形がイルカ(ドルフィン)
に似ていることから、名付けられたようです。
(ギリシャ語では "delphin")
…
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)と呼ばれている花は、
中国原産で、明治時代の帰化植物のようです。
東京エリア中心に咲いており、他エリアへは
ほとんど広がっていないようです。
今は、東京とその近郊に野生化している植物のようです。
ずっと一定地域にのみ生息しているというのは、
帰化植物としては珍しい部類です。
「ヒエンソウ」という名前の由来の通り、
見る角度によっては「燕(ツバメ)」が「飛んでいる」
ようにも見えます。
「セリバヒエンソウ」の「セリバ」は、
葉の形が「芹(セリ)」に似ていることところから
「芹葉飛燕草」と名付けられています。
関東の丘陵地では多く見られるようなので、
お散歩やハイキングの際など、
ちょっと気を付けて見てみると、
案外たくさん見つかるかもしれません。