アンダンテ ~私の歩幅で~

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ヒエンソウ (飛燕草)

2006年05月21日 | 誕生花
   

<5月21日の誕生花>
  ヒエンソウ
   ・金鳳花(きんぽうげ)科
   ・学名 : Delphinium ajacis
         Delphinium = デルフィニウム属
         ajacis = ギリシャの英雄 Ajax の
        Consolida ambigua
   ・原産地 : 北アメリカ、南ヨーロッパ
   ・和名 : 千鳥草(ちどりそう)、
        デルフィニウム、ラークスパー

<花言葉>
  清明、高貴、尊大、軽快、信頼、慈悲、忍耐 温和、
  正義、自由、浮気、気まぐれ、移り気、野の喜び

今日の誕生花のヒエンソウは、
4月19日の誕生花でもあります。

ヒエンソウの中でも・・
ラークスパーと呼ばれる花は、
青、藤、赤桃、白など色は多彩で八重もあります。
デルフィニウムと呼ばれる花は、
青紫色の5弁花です。

「ラークスパー」の「ラーク(lark)」は
「ひばり」という意味です。

かつてはラークスパー
デルフィニウム属に分類されていましたが、
形態が少し異なるため、現在ではコンソリダ属
扱われています。
そのため、分類その他が一部紛らわしくなっています。

もともとのデルフィニウムオオヒエンソウ(大飛燕草)と
呼ばれているような?

Delphinium は、つぼみの形がイルカ(ドルフィン)
に似ていることから、名付けられたようです。
(ギリシャ語では "delphin")



セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)と呼ばれている花は、
中国原産で、明治時代の帰化植物のようです。
東京エリア中心に咲いており、他エリアへは
ほとんど広がっていないようです。
今は、東京とその近郊に野生化している植物のようです。
ずっと一定地域にのみ生息しているというのは、
帰化植物としては珍しい部類です。

「ヒエンソウ」という名前の由来の通り、
見る角度によっては「燕(ツバメ)」が「飛んでいる」
ようにも見えます。

「セリバヒエンソウ」の「セリバ」は、
葉の形が「芹(セリ)」に似ていることところから
「芹葉飛燕草」と名付けられています。

関東の丘陵地では多く見られるようなので、
お散歩やハイキングの際など、
ちょっと気を付けて見てみると、
案外たくさん見つかるかもしれません。