<2月16日の誕生花>
ゲッケイジュ
・楠(くすのき)科
・学名 : Laurus nobilis
Laurus = ゲッケイジュ属
nobilis = 気品のある、立派な
・原産地 : 南ヨーロッパ、地中海沿岸
・別名 : ローリエ、ローレル
・英名 : Bay laurel
<花言葉>
栄光、輝ける将来、勝利、名誉
今日の誕生花、ゲッケイジュの
花色は、淡黄、黄です。
開花時期は、4月頃~5月頃。
10月頃、実が暗紫色に熟します。
葉や茎には芳香があります。
葉は乾燥させて、香辛料として使われます。
香りづけや臭み抜きとして、
洋風煮込み料理などによく使われますね。
雌雄異株です。
なぜか日本には雌株が少ないそうです。
順調に育つと、5メートルにもなるそうです。
鉢植えとして栽培されているものは、
そこまで大きくならないようですが…。
葉のついた若枝で作られた冠が、いわゆる月桂冠で、
オリンピックやマラソン競技などの勝者に贈られますね。
古代ギリシャで、月桂冠を勝利と栄光のシンボルとして
勝者や優秀な者達の頭にのせたことが、
現代までずっと受け継がれているのですね。
ギリシャ神話のアポロンとダフネの物語から、
ギリシャ・ローマ時代の頃より
ゲッケイジュは神聖視されてきているようです。
★アポロンとダフネの物語 (ウィキペディアより)
ダフネは、テッサリアのペネイオス河の娘である。
アポロンがエロスをからかったことから、
エロスはアポロンへの仕返しに、
黄金の矢(愛情を芽生えさせる矢)でアポロンを撃ち、
鉛の矢(愛情を拒絶させる矢)でダフネを射た。
このため、アポロンはダフネに愛情を抱いたが、
ダフネはアポロンの愛を拒絶した。エロスの悪戯によって、
アポロンは彼女を奪おうと追いかけ続け、
ダフネも必死に逃げ続けた。
しかし、ダフネの体力が限界に近づき、
ついにはペネイオス河畔に追いつめられたため、
ダフネは父・ぺネイオスに祈って助けを求めた。
追いつめたアポロンがダフネの腕に触れかけたとき、
娘の苦痛を聞き入れたぺネイオスにより、
ダフネは月桂樹に身を変じた。
失意のアポロンは「せめて私の聖樹になって欲しい」と頼むと、
ダフネは枝を揺らしてうなずき、
月桂樹の葉をアポロンの頭に落とした。
この故事により、デルポイのピュティア祭の優勝者には、
月桂冠が与えられることになった。