昨年の大阪純喫茶めぐりでは、1日目の夕方に
「大阪くらしの今昔館」へ立ち寄りました。
大阪くらしの今昔館は、大阪の江戸時代後期から戦後にかけての住居に関する資料や模型が展示されている、日本で最初に出来たらしい住まい専門のミュージアム。
天神橋筋六丁目駅降りてすぐ、大阪市立住まい情報センター内8・9・10階にありました。
画像左のビル。
実物大の江戸の町並、模型やジオラマによる明治・大正・昭和の町並や住まい、暮らしぶりが見事なまでに展示されています。
ちょっと立ち寄るつもりが見入ってしまい、かなり時間を費やしました。
江戸の町並は外国人でいっぱい!
日本人、私達だけ!?
あまり撮影はできなかったけど、路地裏など細かいところまで精巧に作られていて、商家や家の中にあがれるのがよかったです。
しかしやっぱり、明治・大正・昭和、近代大阪の住まいと暮らしのフロアに長居しました。
使ったことないタイプなのに懐かしい~と思ってしまう。
そしてジオラマによる近代大阪の住まいと暮らし。
ちゃんと順番に見ていくと、一人の女性の住み替え物語になっているのです。
まず空堀商店街で育ち、戦後はバス住宅で仮住まいし、高度成長期には古市中団地に引っ越したという女性の住み替え物語。
しかし、物語があったことを帰宅後に知ったので、画像が順番通りに撮れていないかもしれません><
このあたりが明治から昭和初期にかけての、空堀通の町並み。物語の女性が生まれた街ということです。
江戸時代の町家が残りつつも、モダン建築が建ち始めた時期の街。
このあたりも明治から昭和の長屋・・だったかな(汗
中が見られるのが楽しい!
すごく細かく再現されています。すごいなーー
こういうのずっと見ていられる!
画像左側は今もある生駒ビルヂング。
北浜まで行ったのに、寄ればよかったと悔やむ。
戦前の堺筋かな?違ったらすみません。。
ちなみにジオラマは6つあり、その時代ごとに音声で説明が流れます。
城北バス住宅。戦後焼け出された人々の救済のために建設された仮設住宅のひとつ。
廃車になった木炭バスだそうです。隣近所とのつながりも深く、昭和26年頃まで存続したとのこと。
そしてこのジオラマのすごいところは、
音声による解説が終わると、突然ジオラマが下に沈んで!
上からジオラマの中の暮らしの拡大版?のジオラマが降りてくるのです!
さっきのバス住宅全体のジオラマが沈んで、上からひとつの家族のバス住宅による暮らし振りのジオラマが降りてきました。
物語の女性の住宅です。
この仕掛けに、見学して大分経ってから気付きました・・・
昭和28年から建設が始まった城東区の古市中団地は、大阪市営住宅団地。
初めてテレビが来た日。
おじいちゃんと孫たち、微笑ましい・・
女性陣はテレビよりおしゃべり(笑)。
かなり見応えあって、もっと撮って来ればよかったと思いました。
ミニチュアやジオラマが好きな方はもちろん、
ノスタルジーにひたりながらも、江戸後期から高度経済成長期までの暮らし振りがわかる貴重な施設です。
画像では伝わらないので、是非見に行ってほしいです。