先回の記述で自研センターの研修が、本年度から自研センターへの集合で行うことを取り止めているということを記した。そして、研修内容はどうしているのだろうか?と云うことで、「予め自研センターで作成したビデオ教材を損保各社に配布し、受講者に視聴させると共に、それに付随する講義は各社マターで行う様にしているのではないかと想像している。」と記した。しかし、その後の情報では、ちょっと異なる実態にあることを知っ . . . 本文を読む
高知白バイ事件は、2006年3月に生じた、既に15年も前に生じた事故だ。
事故状況は路外から進入したスクールバスと白バイの交通事故だ。この事件は、様々な証拠の改竄だとか、被疑者不在のままバスのスリップ痕たる実況見分が行われている。また、判事は、白バイの後方を走っていた第3者の証言を「利害関係のない第3者だからといって確実な証言とは限らない。一方、同僚白バイ隊員の証言を関係者だからと云って、虚偽 . . . 本文を読む
2040年からのガソリン廃止宣言を、国内自動車メーカーで一番らしくないメーカー社長が宣言したことに驚きを禁じ得ない。
だいたいホンダという企業は、オートバイから出発しているが、車体と云うより常にエンジンが先行するメーカーであったと思えるし、そのエンジンに魅力を感じていた方が多いのではないだろうか。
それを、新任社長は国内車両メーカーで初宣言した訳だが、未だ同社製のEVにしてもFCVにして . . . 本文を読む
拙人が損害調査企業を離職して、既に10年近くを経る。そんな中で組織体が研修というものに置いている価値観は薄れて来ている様に感じ、このまま進むとその業そのものに対する信用とか価値を低下させる要因になりはせぬかという懸念を持つことを記して見たい。
この研修や教育の減少ということに間しては、拙人が属した損害保険業界には、業界が往時の全社で組織した(株)自研センターという組織(千葉県市川市)がある。 . . . 本文を読む
下記に転載した「トヨタが水素エンジンを開発しレースに出場」という内容だが、水素を燃料にすると云うと、燃料電池車(FCV)を連想する訳だが、ここで云うのは、内燃機関でガソリンの代わりに水素(ハイドロジェン)を燃焼させて走行するというものだ。このハイドロジェン内燃機関の研究は、既に40年近く前から各自動車メーカーで技術研究がなされ、特に注目を集めたのがロータリーエンジンとハイドロジェンを組み合わせた . . . 本文を読む
4/17(現地)の夜遅くに、米テキサス州の道路で、カーブで曲がりきれなかったと想像されるテスラ・モデルSが路外の立木に衝突し炎上する事故が生じた。この事故で2名の乗員が死亡したが、驚いたことに、1人は助手席に、もう一人は後部席に乗っていて、運転席は無人だったと報じられていることがある。
同テスラモデルSはオートパイロットという自動運転システムが搭載された車両だが、メーカーの説明では「すべての . . . 本文を読む
4/20 AM3:30頃、札幌市内の左カーブを曲がり切れず道路左端の電柱に衝突したトヨタハリヤー(ホワイトパール色)の事故があった。
この事故で、運転者は現場を立ち去っているのだが、ナンバープレートが外されているという。これは何を想像させるのだろうか?
単独自損事故で、被害は電柱のみの物損事故(それでも100万程度は請求受ける)となれば、対物保険に入ってさえいれば、何ら行政処分を受けるこ . . . 本文を読む
3月23日に生じたバス火災だが、どうやら出火原因が特定できずに、改めての検証を行うと云うことが報じられている。
この火災事件について、バスの最高部面となるFRP成型の一体部品が燃え崩れている様子から、エンジン部もしくは関連補機機器が原因であると従前の論評を記した。しかし、今回の動画の極一部に写されたエンジン部は、比較的融点の低いアルミ部品も溶損しておらず、エンジンルーム総体としても火勢が強か . . . 本文を読む
まず、この記事でベアリングでクリープとは何か?という疑問がある。
この説明としては、ベールベアリング等を前提にすると、ベアリングは外輪と内輪(通称レースとか呼ばれる)を持つが、内輪にしても内輪にしても、その装着軸や装着加工部との強いはめ合い勘合により、固定されることを前提としているのが一般常識という認識にあった。
ところが、近年、装置の軽量化などを目的に主にベアリングを外輪を装着する部位の . . . 本文を読む
著者の「井上薫」氏をWIKIで経歴を調べると、東大を大学院・理学科学専攻修士課程を納め、その後民間の研究所を経て独学で司法試験に合格とかなり異色の経歴を経て裁判官になっていることが判る。1986年に判事補任官、1996年に水戸地裁・下妻支部判事、1998年前橋地裁・高崎支部判事、2004年横浜地裁判事を経て、2006年退官となっている。都合20年の裁判所での勤務だったことと、退官時の年齢は52才 . . . 本文を読む
この2つの日本でも有数の樹脂関連製造企業であるが、今年(2021年)早々に、米UL規格の認証を取り消されているという。
この2社の相互の関係は不明であるが、いずれも、米ULという製品の品質を認証する機関に提出する製品サンプルを正規の製品と異なるものを提出し偽証としての認証を受けていたことが発覚したことによる処置の様だ。
この問題は、現在のところ社会的に広く認知されておらず、同2社に対する . . . 本文を読む
最近、Net広告で気づいたことですが、人気旧車のレストア用パーツで、ある部位をFRPで製作し販売しているものがあることを知る。また、必ずしも人気旧車のレストアだけに限らず、主に車体の軽量化を目的にしているのだろうと思うが、同様にFRP製の車体後部ストラクチャ一体パーツの販売も行われている様だ。
ただし、先に記したレストアでなく車体後部のFRP化を行ったパーツは、「競技用・公道不可」などの注釈 . . . 本文を読む
最近の個別PCの広告など表示は、過去のクッキーだとか閲覧履歴をネット事業者勝手に集約し、興味を呼びそうなPC利用者に向けて表示されているのはご存じ通りだ。だから、私のPCなどは、クルマ関係の記事やCMで溢れ、辟易していると云うところで、なんらか対策しなくちゃイカンなーと思いつつ過ごしているところだ。
そんな中、クルマではないが、最近よく表示されるCM表示に「ミライスピーカー」というのがある。 . . . 本文を読む
今回は、ちょっと世の業務活動を広く俯瞰して、極一部の反社会的活動を除外すれば、世にある業務活動は役立つものだという、考えてみれば極当たり前のことを書き留めてみたい。
世には様々な業務としての活動がある。私が過去関わって来た、整備士家業だとか保険事故調査員としての活動も、ただ単に存在し、企業としての収益を上げ、その株主だとか経営者、従業員の生活を支えるだけの給与を得るだけの活動であるなら、それ . . . 本文を読む
過日(下記リンク)の通り、愛知で5千台超の不適切車検の摘発があったが、45分車検で実施していたとか、山形で新たに30分車検を実施するとの報を見て思う。私は、過去の2級整備士としての経験、自動車検査員教習の修了者、損害保険会社での整備後の多種多彩な落ち度の事故に関わる検証などを業として行って来た者として、そもそも45分だとか30分という時間での予防整備を含めた完成検査までの指定整備工場(いわゆる民 . . . 本文を読む