忘れた頃の、札幌オリンピックの記事です。
タイトルで、北海道厚生年金会館と記入しましたが
現在の名称はさっぽろ芸術文化の館と言います。
(札幌市中央区北1条西12丁目)
厚生年金の被保険者や一般の文化・教養を高める福祉施設として昭和43年9月に建設工事が着工、昭和46年9月に完成しました。
事業費 47億8000万円
大ホール・大・小会議室・集会室・結婚式場・ホテル・レストランなどの施設を備えています。
2300人を収容する大ホールには当時、再損の機能を備えた舞台装置・音響・照明・調光施設があり、これらの設備を利用して
昭和47年1月31日にIOC(国際オリンピック委員会)総会開会式が行われた他、1月31日から2月9日まで各種芸術行事の会場として利用されました。
また、大会関係の会議は、1月28日から2月12日までスケート競技を覗く各競技の監督会議等と抽選会が連日行われ、同時通訳の設備も設けられました。
ホテル部門は、客室数120室・200人が収容できました(当時)。
各国のNOC(国内オリンピック委員会)をはじめ、24か国の大公使・芸術関係者の宿泊施設として利用され、大会中はほとんど関係行事の専用施設となりました。
公的年金流用問題等から、施設保有者が社会保険庁から年金・県央保険福祉施設整理機構に移管され、民間への売却が検討されました。
大規模多目的ホールの存続運動が札幌商工会議所と有志が中心になり、施設存続運動が起こりました。時を同じくして、札幌市民会館が閉館し、代替の市民交流施設が完成するまで
の大ホールの代替施設として厚生年金会館の取得を札幌市が検討を始めました。(当初はつなぎとして検討していたようですが、現在は恒久的に利用すると方針転換をしました)
2008年11月に行われた、施設の入札結果により、札幌市が建物部分を28億5000万円・札幌商工会議所が駐車場部分を6億円で落札しました。
2009年(平成21年)11月30日で北海道厚生年金会館としての運営を終了し、翌日の12月1日より「さっぽろ芸術文化の館」(略称「さっぽろ芸文館」)として運営を開始しました。
ホテル部分については、ホテルさっぽろ芸文館という呼称を使用しています。
ホールについては、ネーミングライツ権を札幌市に本社を置く、家具販売大手のニトリが購入し、2010年4月1日からの6年契約で「ニトリ文化ホール」と呼ばれることになっています。
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