札幌のホップ園を辿るきっかけとなった場所です。
サッポロビール ホップ園跡地
(札幌市豊平区西岡3条8丁目13)
跡地は現在、住宅街になっており、その一角にサッポロビール(株)から寄贈されたモニュメントと
ホップがアーチに添って植えられています。
この場所は、月寒ホップ園と呼ばれていました。
昭和36(1961)年に日本麦酒の直営のホップ園として開設されました。
7月下旬、私がこの場所を訪れた時にはホップの花が咲いていました。
ビールの原料になるのは球花(きゅうか)と呼ばれる雌株の花のみで、収穫時期の8月から9月になると
丈さとした松かさ状の球高く支柱に巻き付いたつるを切り落とし、ふさふさとした松かさ状の球花を摘み
取ります。収穫作業には主婦や学生がアルバイトにやって来たそうです。
昭和40年代に入ると西岡の宅地化が進み、ホップ園は昭和48年に閉園となり、開拓使時代から続いた
札幌でのホップ栽培にピリオドが打たれました。
いかがでしたでしょうか?
札幌の街の成長と共に移転を繰り返し消えてしまったホップ園。
山鼻で生まれた品種が日本を代表する品種だったという事も判り、記事を作りながら大変勉強になりました。
おわり
資料 サッポロビールホームページ・サッポロビール120年史・物語サッポロビール・広報さっぽろ豊平区版2017.09
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