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北海道開拓の村 その1

2014-01-11 20:17:52 | 札幌 見・遊・食

     何回か行ったことがあるのですが、なぜかブログには載せていなかったようで…。
                 改めて行ってきました。


             北海道開拓の村
  
           (札幌市厚別区厚別町小野幌50-1)

   明治から昭和初期にかけて建築された北海道各地の建造物を移築復元した野外博物館です。
  52の建物が54.2ヘクタールの敷地に建っています。


           何回かに分けて紹介します。


    市街地群

              開拓の村の入り口は 

              旧札幌停車場 (札幌)
  
 
明治41年(1908)に建てられた札幌停車場(札幌駅)の正面外観を縮小再現したもので、昭和27年(1952)まで使われました。


           旧開拓使札幌本庁舎  (札幌)

  
  外観は明治6年(1873)に建てられた開拓使札幌本庁舎を再現したものです
         (現在の道庁赤レンガ庁舎の横の辺りに建てられました)
          建築後5年目の明治12年、火災のため焼失しました。
  建物の内部は総合案内・情報サービスコーナー、講堂、研修室があり、見学の事前事後の学習・休憩などに利用できます。



             旧浦河支庁庁舎  (浦河)
  
   
  この建物は、大正8年(1919)に地元の浦河村および道庁の費用で建築され、昭和7年(1932)日高支庁と改称しました。
  昭和31年(1956)浦河町に払い下げられた後は、堺町会館や博物館として利用されていた。
  

            旧手宮駅長官舎  (小樽)
  
  
  明治13年(1880)北海道で初めての鉄道として幌内鉄道が敷設され、その職員官舎として明治17年(1884)に
  建てられたのがこの建物です。


            旧開拓使爾志通洋造家  (札幌)
  
  この建物は開拓使の官舎として明治11年(1877)に建てられましたが、完成後、順次払い下げられました。


        旧小樽新聞社  (小樽)
  
  
  小樽新聞社は明治27年(1894)に創立され、函館毎日新聞、北海タイムスとともに道内の代表的新聞の一つでした。
 この建物は、木造の骨組みに札幌近郊で産出する札幌軟石を外壁に積み上げた構造で、明治期石造建築の特徴を示しています。


          旧開拓使工業局庁舎  (札幌)
  
  
  
  明治6年(1873)に設置された開拓使工業局は、道路・橋梁・官庁・学校などの施設をはじめ、家財、機械・農具・車両などの
 製造事業を行い北海道開拓の発展に大きな業績を残しました。
  この建物は明治初期の洋風事務所建築の特徴を示し、開拓使関係庁舎としては現存する唯一のものです。


             旧福士家住宅  (札幌)
  
  幕末から明治期にかけて、造船・通訳・気象観測・測量など広い分野で活躍し、北海道開拓に貢献した福士成豊が
 明治半ばから
大正11年まで居住した建物です。


             旧松橋家住宅  (札幌)
  
  明治・大正・昭和にわたる都市生活者の住宅で、大正7年(1918)以来松橋家が居住していた建物です。
  大正時代の状態に復元されています。



             旧有島家住宅  (札幌)
  
  
  
  日本近代文学史上の代表作家の一人である有島武郎が明治43年(1910)5月から翌年7月頃まで住んだ建物です。


               旧来正旅館  (旭川)
   
   
   
   永山兵村に屯田兵として入植した来正策馬は、明治31年(1898)退役後、開通直後の宗谷本線の永山駅前に移り
  待合所を開業しました。大正7年(1918)に大水の被害を受けたため、翌年に旅館兼待合所を新築し営業を再開しました。
  当時は、旅人の宿泊や汽車の待合などに利用されて賑わったそうです。


          旧三ます河本そば屋  (小樽)
   
   
   この建物は、明治18年(1885)頃に石川県から小樽へ移住した河本徳松(当時18歳)が、そば屋の修行を積み
  
三ますそば屋ののれんを継いで新築した店です。


            旧武井商店酒造部   (泊)
   
    
   この建物は、泊村茅沼で石炭荷役、回船業を営んでいた武井家が、明治19年(1886)頃建てたものです。
 酒造業は9年後の明治28年(1895)頃から始められ、永く親しまれた清酒「松の露」や「玉の川」の製造は
 戦時下の統制で酒造中止命令が出された昭和19年(1944)まで続けられました。


             旧近藤医院  (古平)
  
  
  この建物は、明治33年(1900)に函館病院から古平病院長として招かれ同35年に古平町で開業した近藤清吉が建てた病院で
  昭和33年(1958)まで使われました。



               旧近藤染舗   (旭川)
  
  
  近藤染舗は、明治31年(1898)に創業された旭川で最も古い染物店です。
 この建物は、店の繁盛に伴い大正2年(1913)に地元の建築業者によって新築された店舗兼住宅です。



      旧札幌農学校寄宿舎(恵迪寮・けいてきりょう)  (札幌)
  
  
  
     
  開拓使仮学校に始まる札幌農学校(現北海道大学)は、明治9年(1876)現在の札幌時計台付近に開学しました。
 明治36年に現在の大学の位置へと移転して寄宿舎も新築され、同40年に“恵迪寮”と命名された。
 当時は玄関棟と2棟36室および厨房棟がありましたが、ここでは玄関棟と2棟12室を復元しました。

    
          現在の北海道大学 恵迪寮(北大構内)




          旧札幌師範学校武道場  (札幌)
    
    
  この建物は、北海道教育大学札幌校の前身である北海道札幌師範学校の武道場として昭和4年(1929)に建設されました。
  剣道、柔道場として使用されましたが、戦後の昭和24年(1949)からは一時図書館、ついで第二体育館として利用されました。






                                                 続きます

  

  



 開村時間   5/1~9/30        9:00~17:00   入場は16:30まで    無休
        4/14/30 ・10/13/31  9:00~16:30  入場は16:00まで   毎週月曜日休み(月曜が祝日・振替休日の場合は翌日)
                                           年末年始(12/29~1/3)休み・さっぽろ雪まつり期間は無休

  入場料    夏季(4月~11月)  一般 830円  高校・大学生 610円  中学生以下・65歳以上 無料
         冬季(12月~3月)  一般 680円  高校・大学生 550円  中学生以下・65歳以上 無料

 

 



 

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