NHK札幌放送局移転の記事でも少し触れた場所です。
札幌放送局は、昭和3(1928)年6月5日に演奏所(スタジオ)は中島公園内、送信所は豊平町大字月寒村に設置し開局。
昭和32(1957)年に送信所が江別市元野幌に移転します。
札幌放送局は、昭和3(1928)年6月5日に演奏所(スタジオ)は中島公園内、送信所は豊平町大字月寒村に設置し開局。
昭和32(1957)年に送信所が江別市元野幌に移転します。
当時は辺りは農地で札幌市街を一望でき、電波を送信しやすいこの地に移設したようです。
昭和32年5月30日に工事が開始され11月30日に完成。放送開始は同年12月22日でした(ラジオ放送)。
この、送信所の建物がまだ現存しています。
(江別市大麻北町520ー2)
この、送信所の建物がまだ現存しています。
NHK札幌中央放送局元野幌放送所(現 江別市郷土資料館文化財整理室)
(江別市大麻北町520ー2)
レンガが使われている建物は直径35mのドーム型屋根の円形式建物。
この三角屋根の建物は、自家発電設備だったそうです
レンガ造りの倉庫
この三角屋根の建物は、自家発電設備だったそうです
レンガ造りの倉庫
アンテナはこの建物から約100m程離れた場所に、直径5mの円管を積み上げたもので160mの高さがあったそうです。
当時、道内では1番高い塔でした。
当時、道内では1番高い塔でした。
昭和53年、全国一斉にラジオ周波数の変更が行われ、元野幌のラジオ放送所もNHK第1放送所と第2放送所に分けられ
江別市江別太に移転します。
江別市江別太に移転します。
その後、昭和55年に江別市が跡地を取得し、送信所の建物は昭和57年に「江別市郷土資料館 文化財整理室」となり
送信アンテナの建っていた跡地は、昭和56年に「はやぶさ運動広場」として野球場やテニスコートなどがある公園として
市民が利用できる公園として利用されています。
送信アンテナの建っていた跡地は、昭和56年に「はやぶさ運動広場」として野球場やテニスコートなどがある公園として
市民が利用できる公園として利用されています。
が、建物の老朽化や耐震化の問題があり、文化財資料室は旧角山小学校跡に移転予定。
はやぶさ運動広場も、隣接地が住宅街や大型商業施設・福祉施設が整備され、 住宅地への飛球の飛込みや騒音・ 砂ぼこり・
バックネットなどの施設の老朽化などの問題があり、運動広場は都市と農村の交流センターえみくるに移転する予定となり
土地の利用予定がない為、これら元野幌NHK送信所跡の土地は売却される予定だそうです。
この円形の建物を見ることが出来るのもあと少しの様です。
何の建物なのか初めて知りました(;^ω^)
江別ってレンガ造りの円形の建物あったけど
老朽化で建替えられてしまって。
今でも残っているのは新鮮に感じますね。
謎の円形建物の正体は、まさかの元NHKの送信所でした。
調べてみると、解体される予定だと言うことも分かり、タイミング的に間に合いました。
3番通り沿いも昔はのどかな風景が広がっていたんでしょうけど、今は住宅がびっちり建って、スーパーが立ち並んで栄えちゃいましたね。
郷土資料館の近くの小学校が円形校舎でしたよね。