石炭の街として栄華を誇った夕張。
一時は約12万人の人口を記録しましたが、炭鉱の閉山で今は1万2千人程。
この駅も、その昔は多くの利用者で賑わっていたのでしょう。
鹿ノ谷駅(しかのたにえき)
(夕張市鹿の谷3丁目)
明治34(1901)年12月1日に開駅。 JR北海道 石勝線の支線の駅です。
駅名は、その昔この辺りの山間に多くの鹿が群れを成していた事から
名付けられたそうです。
昔は、国鉄と夕張鉄道(昭和50年廃止)の駅として共同使用されていました。
石炭輸送の拠点としての面影は、広い駅構内に現れています。
夕張鉄道の拠点駅として多くの旅客・貨物列車が行き来していたのでしょう。
現在は、単線で1ホームしかない無人駅です。
駅前通りには、日通の営業所がありました。
昔は、なぜか駅前に日通の営業所がありました。
日通は、トラックを使って鉄道貨物を集荷・配達する国営会社として発足した
経緯もあるのでしょう。
新夕張~夕張間に9月8・9日の二日間、「SL夕張応援号」を運行すると
いうニュースがありました。夕張にSLが走るのは32年ぶりになるそうです。
かつて、SLがたくさん行き来していた、SLが吐き出した煤煙が立ち込めた
この駅を、再びSLが走ります。
撮影 平成19年4月21日