「あほリズム」(548)

2019-09-06 07:40:29 | アフォリズム(箴言)ではありません

        「あほリズム」

 

         (548)

 

 最近の児童虐待事件のニュースを目にすると、虐待する後夫はも

ちろん言語道断だが、それにしても母親が自らが腹を痛めて産んだ

子を命懸けで護ろうとする母性本能を失っていることに驚かされる。

我が子の命よりも虐待を繰り返す後夫に従うことが信じられない。

女性は「子どもを生む機械」とまで言うつもりはないが、そもそも

母親が母性本能を失ってしまえば、いったい何が残るというのか? 

 動物園などで飼育されている動物が世代を重ねるうちに、母親は

母性本能が希薄化して育児放棄をすると聞いたことがあるが、まさ

に、我々は管理社会の檻の中で「家畜化」しているのではないだろ

うか。

 「大岡裁き」を宣告できなかった裁判員たちもさぞかしガッカリ

したことだろう。