「あほリズム」
(561)
地球温暖化を防ぐのは実は簡単である、ただ、我々が電気も自動車も
使わないようにするだけでいい。
「あほリズム」
(561)
地球温暖化を防ぐのは実は簡単である、ただ、我々が電気も自動車も
使わないようにするだけでいい。
「七日間」と「健康な日を三日ください」の追記
難病の苦しみと闘う若い女性と、彼女を励ます男性の文通を書籍
化した「愛と死をみつめて」(大島みち子・河野実共著 大和書房)
は、160万部を売り上げる大ヒットを記録し(1964年)、女優吉
永小百合が主人公役を買って出て映画化もされ、すると、当時駈け
出しの音楽プロデューサーだった酒井政利氏は、その反響の大きさ
に目を付けてレコード「愛と死をみつめて」(作詞:大矢弘子、作
曲:土田啓四郎、唄:青山和子 )を制作した。レコードはミリオン
セラーを記録しその年のレコード大賞を受賞した。酒井氏はその後
数々のヒット曲を世に送り出して敏腕プロデューサーとして知られ
ている。
年を経て、いま新たにガンとの闘病の末に亡くなった愛妻が書き
残した詩を、夫が新聞の投稿欄に送り、それが読者の感動を呼び、
テレビで取り上げられ、書籍化され、更にシャンソン歌手クミコに
よってレコード化もされた。大島みち子さんが書き残した詩「健康
な日を三日ください」からすでに50年以上経っているので、たぶ
んその類似性は問われないにしても、とは言えそれにはまったく触
れられないのはおかしい、と思っていたら、そのレコードを制作し
たのも、驚いたことにまたあの酒井政利氏ではないか。この手の死
別噺しで二匹目のドジョウを狙っているのかもしれないが、酒井氏
が歌詞の類似性に言及しないでいけしゃあしゃあと発表することは
なんか白々しい。