6年前に上高地へ行った事を思い出しているうちに、あの時は雨に降られてどうにもイマイチだった事が悔しくなってきた。
ワタクシの住居から長野県までは遠い。
松本市までおよそ560km離れているので、高速道路をフルに使っても一日のほとんどを費やしてしまう。
1泊2日の行程では、ただ行って帰るだけになってしまう。
2泊3日の行程で、ようやく2日目に丸一日フリーに動けるので、最低でも2泊3日のスケジュールが必要となる。
ワタクシの現在の業務状況からみると、3日連続しての休日を取るのはかなり難しいのであきらめかけたのだが、初日は夕方に出発して、信州までの中間地点あたりに宿泊するという手段を取れば2日目の昼頃には上高地に到着できるという事に気付き、強行する事にした。
最終日の24日は、帰路に着くためにひたすら走らなければならないが、、、、、
22日の午後からの上高地行きをメインを据え、翌23日は新穂高ロープウェイもしくは美ヶ原の美術館方面へ出かける予定(ずいぶんと方向が違うが、行きたい所をリストアップしたらこうなるのだ)だったが、問題は天候。
天気予報では、22日は晴れ後曇、その夜から空が崩れ出して、23日は雨が降る可能性が大きくなってきた。
1週間前の週間予報では、22,23日と晴れる予想だったのだが、気の早い台風がやってきたりして天気予報がどんどんずれてきた。
えてして、1週間先の予報などずれてくるのがあたりまえだが、もう1度ずれてくれればもっと良い天候だったろうに、、、、、、
だが、2日とも雨ならば旅行は中止する覚悟だったが、最悪の事態だけは免れそうだった。
初日、21日は日暮れから走り出して八日市インター近くのホテルで眠るだけ。
22日からが勝負となった。
(5月22日10時31分 中央自動車道駒ケ岳SA)
ホテルの朝食開始時間よりも早くチェックアウトしたので、駒ケ岳SAで手作りオニギリの朝食を摂った。
SAに着いた時にはもう少し曇っていたのだが、朝食を摂っている間に晴れてきた。
(11時23分 松本市内)
上高地まであと44kmの地点。
曇っているというよりも、遠くの空がかすんで見えるので少々不安になる。
空の様子が変化するたびに一喜一憂する。
(12時19分 沢渡上(さわんどうえ)駐車場、バス乗り場)
ボンヤリとした曇り空から、青空と雲がハッキリしてきた。
この様子ならば、天候の心配は無さそうでホッとする。
自然環境保護の為、上高地へはマイカーでの乗り入れが禁止されている。
沢渡(さわんど)の駐車場にクルマを置き、ここから先はバス(低公害仕様)かタクシーに乗り換えなければならない。
バス料金は、片道¥1,000、往復¥1,800。
駐車場は、沢渡周辺に市営・私営含めてたくさんあるが、料金はどの駐車場でも1日¥500に統一されている。
ワタクシがクルマを置いたこの沢渡上駐車場は、地元の電車やバスを運行する松本電鉄の経営で、バス停(写真左下側の屋根つきの建物)も近いために便利なのだ。
さ~て
バスに乗り込めば、6年ぶりの上高地だ