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だらだらぼちぼち

立山黒部アルペンルート (9) 3日目 室堂~弥陀ヶ原~立山駅

2007年10月30日 21時01分17秒 | 風景光景
立山黒部アルペンルートの概要については、こちらを参照。
とりあえず、このサイトのアルペンルートの歩き方(初めての方へ)というコンテンツを参照されたい。

どうやら、3日目の天気予報は曇りらしい
このまま雷鳥荘で時間をつぶして、晴れ間がのぞくのを待とうか?
いや、待っているうちにどんどん曇ってきて雨でも降り出してはたまらないし、、、、
と言う事で、早めにチェックアウトして、室堂駅に向かう事にした。



歩いていくための視界は確保できるものの、遠くの山の姿が雲に隠れて見えない。
風向きによっては、霧にまとわりつかれる瞬間もある。
イナカモノとは言え、日常生活では、めったなことでこんな状況に出くわす事は無いだろうなぁと思いながら歩いて行くと、それはそれなりにワクワクする。
こんな天候の午前7時過ぎでも、散策路にポツポツと人影が動いているのが見える。



8時過ぎ、室堂駅に着くと、前日とはうって変わって閑散としている。



富山市側、つまり日本海側に降りるため立山高原バスを待つ待合室には、すでにストーブが活動していた。
8時40分発の立山高原バスに乗り、途中下車して弥陀ヶ原を散策する事にする

 

バスの車内から見る限り、曇ってはいるものの雨が降りそうな気配は薄い。



女性の声で車内に流れる音声ガイドによると、雲の切れ目のあるあたりが弥陀ヶ原らしい。



9時過ぎ、弥陀ヶ原に到着。
途中下車する。
立山高原バスは、ロープウェイやケーブルカーとは違い、全席着席制なので、乗客はつり革につかまって立たされる心配は無い。
そのため、途中下車した時は、次に乗るバス便を予約する必要がある。
バス停で降りた時に、係員に予約しておくと室堂駅を発車する時点で予約人数分の席を空けておいてくれる。

弥陀ヶ原駅周辺は、やはり曇っている。
風があるので、雲の厚みは薄くなったり厚くなったりしている。
せっかく来たんだから、歩いてみよう
雨が降れば、持参したレインポンチョを着込めば良いのだ。
ガイドブックによると、弥陀ヶ原遊歩道の外回りコースの所要は1時間20分。余裕を見て、約2時間後のバスを予約する。
ワタクシと一緒にここで降りた団体ツアーの添乗員は、30分後のバスを予約していた。
天候は別として、ここで30分しか滞在できないという団体ツアーは、どうにもせわしないように思う。



歩き出して、いきなりこんな物に出くわした。
富山県立大学が酸性雨を観測しているらしい。
ご苦労様

          

空が暗いので、いまいち冴えないが、紅葉している。
天気がよければ、もっと気持ち良かったのに



1時間余り歩いて、少々休憩。
10時55分発、美女平行きのバスを待つ。
どんどん視界が悪くなったような気がする。
曇り空というより霧雨状態になってきた。再びバスに乗り、美女平まで30分ほど
ここで昼食をとるつもりだったのだが、立山ケーブルカーが10分後に発車するので、改札口のアナウンスに誘われるように、ケーブルカーで一気に立山駅まで下りる事にする。



団体客と一緒に詰め込まれてしまい、自分の意思に反してケーブルカーの客席の一番前まで押し込まれてしまった。
後頭部に、知らないオジサンやオバサン達の吐息を感じながら7分間のガマン。
ここまで降りてくると、少し空が明るくなってきた。
美女平と立山の中間地点あたりで、上りと下りのケーブルカーが行き違う。
自分が乗っているケーブルカーが左側へ行くものと思い込んでいたら、予想に反して右側へ行ったもので、ズッコケそうになる。
そっか~、ケーブルカーは右側通行なのか~?
「欧米かぁ」とつぶやいてみるが、誰も突っ込んでくれない、、、、、



立山駅に到着。



立山駅の中のレストランが団体客に占領されていたので、駅前の食堂で牛丼を食す。
ここまで来て牛丼を食す必然性は、ほとんど無かったのだが、、、、

この後、富山地方鉄道に乗って富山駅まで。

これで、立山黒部アルペンルートへの遠征は、無事終了した
いつも以上に行き当たりばったりの遠征だったが、今回、立山黒部アルペンルートへのプランを立てた段階で、一番心配だったのが天候だった。
出発の1週間前から、週間天気予報ばかりを気にしていたのだが、予報は全く芳しくなかった。
出発3日前の時点の現地の週間予報は、2日とも傘マークが並んでいたので、キャンセルすべきかどうか散々迷ったのだ。
ころころ変わるオンナゴコロに例えられたのは、山の天気だったか秋の空だったか?
紅葉の季節の山岳地帯へ出かけるからには、その両方の変わりやすさを覚悟してのお出かけだったが、1日晴れて1日曇り、、、、、、
前日の好天が嬉しくて、1勝1敗というよりも、2連勝した気分もする。
クライマックスシリーズで、あっけなく3連敗したどっかのチームとはえらい違いだ、、、、、

結論雨が降らなかっただけでも、大満足だった
次に来る機会があれば、富山側から登ってみたいナ