lizardbrain

だらだらぼちぼち

岸部眞明 & 中川イサト

2014年02月25日 13時55分32秒 | 音楽

甲斐よしひろと押尾コータローのライヴを観戦したのが去年の11月16日。
その翌日、11月17日には、中川イサトと岸部眞明という2人のギタリストが出演するライヴに立ち寄った。
会場はこれまた初めて来る、高槻市の高槻現代劇場というホール。
前夜宿泊した守山市からここまでホンの50キロほどの距離なので、14:00開演という早めの時刻にスタートするライヴとはいえ、例によって早めに到着し過ぎてしまった。



なので、ホールの無料駐車場にクルマを置いて、しばしの散策に出かける。
すぐさまアーケードのある商店街を見つけたので、ブラブラ歩いてみる。
阪急高槻市駅を過ぎて少ししたあたりで、お腹が空いてきたのでUターン。
商店街の途中で見つけたサンドイッチ屋さんでサンドイッチを買って、ホールの方向へ戻る。
ホールのすぐ近くに神社があって、この日は七五三参りの家族連れで賑わっていた。
そうそう、この日は日曜日だった。
実はワタクシ、七五三なんぞを祝ってもらった記憶が無いし、それらしき写真も存在しない。
いつだったか七五三を祝ってくれなかった事を母親に詰問してみると、
「あの頃はそんな風習は無かったからや」
との返事が返ってみた。
風習が無かったわけでは無いはずだが、あくまでもそう言い張る母親だった。

その神社の隣にグランドがあって、そこでは草野球をやっていた。
といっても、ちゃんとユニフォームを着た主審と塁審がついた試合なので、草野球と呼ぶには失礼かも知れない。
選手達も全員ユニフォームを着ている。
たぶん社会人チームのリーグ戦でもやってたんだろう。
三塁側のネット裏で缶コーヒーとサンドイッチを食しながら、出場選手の誰一人としてワタクシの知り合いがいないこの地で野球の試合を観ていたのだが、意外なことに結構面白かった。



どちらのチームに味方するわけでもなく、フェアな精神で観戦することしばし、試合終了前にライヴの開場時刻が近づいてきたので、ホールに戻って開場待ちの列に並んだ。

中川イサトは前日に観戦した押尾コータローの師匠にあたるベテランギタリストで、いつかこの人のライヴをと切に願いながらこれまで機会に恵まれなかった。
第1部に岸部眞明が演奏し、中川イサトは休憩後の第2部に登場。
途中、友人のギタリスト(たぶん異国の人)から、ミシシッピ・ジョン・ハートの動画が1本だけYouTubeにあるらしいと教えてもらった話やら、自身が高校生の頃にデビュー前のタイガースが集団で生活していたアパートに新聞を配達していた話などのMCを交えながら、演奏を進めていく。
中でも、ドック・ワトソンの『ディープ・リヴァー・ブルース』を唄入りで演ってくれたのはとてもうれしかった。
岸部眞明も中川イサトも、ギターをひっぱたいたり引っ掻いたりしないオーソドックスな奏法なので、それがすごく美しい響きが得られた。



終演後、CDにサインしていただきながら、ディープ・リバー・ブルースを演ってくれたお礼を述申し上げると、
「ドック・ワトソンを知ってるん?」
とちょっとビックリした表情が印象に残った。
今度は単独ソロ出演のライヴの機会を狙いたい。