この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

「武士の家計簿」-もうひとつ盛り上がりに欠ける

2010-12-10 23:01:13 | 最近見た映画
     【2010年12月4日】 MOVIX京都

 初っぱなからずっこけた。上映時間になってもさっぱり映画が始まる気配がない。照明が落ちる事なければ、アナウンスもなく、ただスクリーンに広告・案内の同じ画面が流れるだけ。となりの妻が、『ラジオの時間』の中で、時間稼ぎのためディレクター役の唐沢敏明が「もう一回、CMをながしておけ!」と怒鳴るシーンの「台詞」を耳元でささやくのに、おもわず苦笑する。さて今回は舞台裏では何が起こっているのか、何も分からない。
 20分近く経過してようやく始まる。いつか、他の映画館で映写機の故障で上映が出来ず、往復の時間と電車代を無駄にして、しぶしぶ帰ってきたことがあったが、今回は20分の遅れとはいえ、謝罪の言葉もアナウンスも何もないのが、解せんかった。30分以上遅れたら、その次の『忘年会』に間に合わないところだった。

 ついでにもうひとつ愚痴を。指定席の自分のとなりの席に、売店で買った、コーラとセットになった大きなポップコーンの”バケツ”をかかえて、若い男が席についた。座るなり、ガサゴソ、ガサコソ休みなくコーンを口に運ぶ。コーンをかみ砕く音が、またパリポリ、パリポリ耳に付く。上映前の時間はまだしも本編が始まったあとも、同じ調子なのには参った。それにしても、なぜ「ポップコーン」なのだろう。
 普段行きつけの映画館では、「上映中の食事はご遠慮いただいております。」とか「上映中は音のたたないようにご配慮お願いします。」とかのアナウンスなりがあるのだが、ここは“公認売店”のお墨付きがあるから始末に悪い。アクション映画やスポーツ観戦ならともかく、敢えてそれらを提供する映画館の無神経さには腹が立つ。
 思わず、1つ向こうの空いている席に移動する。

 で、本編は。もうひとつだった-「たそがれ清兵衛」と比べてはいけないけれど。


           
             「武士の家計簿」-公式サイト

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