この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

アメリカで銃乱射事件が頻発ーそれに対しトランプがまた筋違いのことを言っている!

2022-06-02 16:08:10 | 世の中の状況について
                                  【 銃乱射事件で犠牲になった子供らを追悼する 】


 【 2022年6月2日 記 】

 先月24日にアメリカのテキサス州の小学校で起きた銃乱射事件で、児童19人を含む21人が死亡した。実行した犯人は前日18歳の誕生日を迎えたばかりの青年で、銃を購入できる年齢に達したその日に、早速銃を購入し小学校で事件を起こしたという。

 そのテキサス州で27日、銃所有の権利を訴える全米ライフル協会(NRA)の年次総会が開催されたが、その場でトランプは
あろうことに、銃規制に反対する立場から、「今後は全ての学校に警官や武装した警備担当を置くべきだ」と主張したという。

                       
                       【 NRA(全米ライフル協会)で演説するトランプ元大統領 ー読売新聞より 】

 さらに、驚くべきことは「すべての学校の教師に銃を持たせ、生徒を守らせたらいい」と。とんでもない男だ!

       ○            ○           ○

 ウクライナでは今日も、気が狂っているとも思えるプーチンの支配するロシア軍の侵略によって、非道な戦闘が続いている。新型コロナとの闘いもそうだが、終わりの見えない戦いはやたらに疲れるし、気分が滅入る。

 追い詰められたプーチンは「生物化学兵器」や、場合によっては「核兵器」を使うのではないかと懸念されている。一方。ロシアの気違いじみた脅威に、「軍備を増強してそれに備えなければならない」と言う議論がもっともらしく振りまかれる。更には、「核を共有」したり「核武装をすべき」と言う声すら挙がっている。それと併せて、「憲法改正」にかこつけて、「合法的に戦争できる国にしよう」という勢力も大きくなっている。軍事費が1%を越えないようにするどころか、最近の世の中の不穏な動きに便乗してGNPの2%にまで軍事費を拡大しようと企んでいる。
 簡単に1%から2%というが、そうなれば軽くロシアの軍事費の総額を上回ってしまう。「戦力を保持しない」という日本国憲法を持つその国においての話である。

       ○            ○           ○

 そして、今日も病院に銃を持った暴徒が乱入し乱射する事件があったと報じられていた。世の中、狂っているとしかいいようがない。

 『「正義の銃」によって「悪の銃」から生徒を守る』とトランプは言うが、銃に正義も悪もない。ただ、人を殺す道具であり、生命の安全を守ることができないのは明らかである。軍事対軍事は不毛の争いだけであり、『核に核』は人類の破滅をもたらす。

 銃の許されない日本に生ませて、その点は幸せだった。核兵器がこの地球上にある限り、人類、いや地球上のあらゆる存在はその脅威から逃れることはできない。

 今回の、銃乱射事件とトランプの反面教師的発言は、そのことを改めて思い知らされた。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 気分転換に『箕面大滝と勝尾... | トップ | 『プーチンが最も恐れる男・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

世の中の状況について」カテゴリの最新記事