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【2011年7月31日】 京都シネマ
アルコール依存症で育児放棄をする母親の元、兄・弟の二人が幼い3男の面倒を見ている。突然の3男の死。その死を自分らのせいではないかと
トラウマをかかえ、以後の人生を狂わす。
成人した後の、兄弟の様子に話は飛ぶ。兄は最近刑務所を出所したばかりだ。弟は、母親を交通事故で亡くした小さな子供との父子家庭。それも、クスリにおぼれ、最低の限りをつくすその日暮らし。
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二人とも過去の負い目を背負って生きていた。母親の死をきっかけに再開した兄弟。兄は、自暴自棄になりながらも弟の子供を心配し、母の遺産をすべて弟にやってしまう。しかし弟はクスリ漬けの生活から抜けられず、自らも売人をするようになり破滅の道を行く。
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今、世界は病んでいる。《福祉の進んでいる国》と思っていた北欧ですらグローバリズム(アメリカが中心の金融資本主義と世界を巻き込んだ競争社会・市場原理主義)から無縁ではあり得ない、という現実がこの映画の中にある。
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