【 2015年6月15日 】
大阪のいわゆる『都構想』をめぐる《大阪市解体》の可否を問う住民投票で、維新側の提案した案が《否決》されたら政治家を辞めると公言していた橋本市長をめぐって、安倍首相が《救いの手》をさしのべるという噂は、以前から週刊誌でも流されていたが、やっぱりという感じで、昨日両者の《会談(怪談)》が行われたようである。
職員の《思想調査》まがいのアンケートを実施したり、労働組合の事務所を市役所の建物から追い出したり(この件でも、先日「組合側の不当労働行為の訴えが認められ、勝訴が確定した」との報道があったばかりだ。)、《自分の息のかかった》教育長を指名し、「君が代」の強制をしたり、学校教育に競争原理を持ち込み、新自由主義の民営化路線で、出来の悪い校長を呼び込み、教育行政に露骨に介入する一方、採算の取れた市営地下鉄を民間に売り渡そうとしたり、そのやり口は『ハシズム』と呼ばれるにふさわしいまさに《独裁主義者》である。
一方、安倍首相とその内閣は、《血迷っている》としか言いようのない、暴走ぶりであるが、ここにきて、集団的自衛権の憲法をめぐる論議で、憲法学者の反撃にあい、論戦で追い詰められ、ますます悪あがきを始めているところに、このニュースである。
今の日本の《最悪の二人》の組み合わせというしかない。
ある意味、平均的自民党よりも《右翼的》で《独裁的》で《反国民的》な橋下徹とその影響下にある『維新の党』を抱き込んで、しようとしていることは見えている。
『沖縄の声』を踏みにじり、『原発再稼働』をすすめ、庶民を『戦争に駆り立て』ようとする企みは、何としてでも止めなけらばならない。
憲法の上に、《政治家の判断》を置こうとするたくらみは潰さなければならない。