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最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

「株価最高値を更新」ーニュースになるような、そんな驚くことでも、ましてや嬉しい事でも、喜ぶことでもない!

2024-02-23 21:20:21 | 最近のこと
                            【 2024年2月23日 毎日新聞朝刊第一面 】

   【 2024年2月23日 記 】

 数日前にも『株価があのバブル時の最高値を更新しそうで、4000円も超えるかも』というニュースを流していたが、今日新聞の第一面に上のような記事が出た。そんなに大騒ぎするようなニュースなのかと思う。バブルが崩壊し、株価が一時的に下がることは分かる。逆に言えば、平均株価が《よくもまあ、34年間もの長きの間、その値を超えなかったか》-その方が不思議だ。

 景気は低迷しているとはいえ、今は当時より物価も当然上がっているし、生産力も格段伸びていて、一方マネーはふんだんに有り余っているのに、いつまでも株価だけが上がらないというのはおかしなことだ。
 日本の企業の国際競争力が高まった? そんなことはないはずだ。先日のニュースでGDPがドイツに抜かれて、アメリカ、中国を含め第4位に後退したとあった。人口が日本の3分の2しかないドイツに抜かれたという事は、一人当たりの生産性が低いという事を意味するが、それは以前からだ。

 最大の要因は《超金融緩和政策》とそれに付随する《円安》である。円安でアベノミクスだか何だか知らないが、《超金融緩和政策》によって円の価値が下がり、円安が進行する。輸入に頼る生活必需品の食料や燃料は価格が上昇する中で、物価高に見舞われて庶民の生活はますます厳しくなる。一方、輸出産業の自動車産業などの大企業は史上最高益を記録する。貧富の差は拡大する一方だ。
 そんな中、ドルを持つ海外資産家は、《円安》によってよりお手頃価格になった日本の株を買い求める。

 ゼロ金利で、利息の付かない虎の子のわずかな蓄えにいらつく大衆を尻目に、危険な投資に誘導しようとするNISAなどには絶対に乗ってはならない。やってくるのは株の暴落ハイパーインフレで、政府の借金も棒引きになる代わりに庶民の預金も紙くずになる。

 浮かれてはいけない!これはどう考えても「作られた株高」だ。





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