「狙った恋の落とし方」－コミカルでちょっと真剣に

　　【２０１０年９月２日】　京都みなみ会館

　パソコンが故障したことと、この夏のバカみたいな天気のおかげでこの間の生活リズムがすっかり狂ってしまった。
　８月に観た映画は「キャタピラー」１本だけ。ともかく暑い夏だった。


　ひょんなことから大金持ちになった男が結婚相手を探すことで物語が進む。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　ゲイから始まり、見合いをえさに墓を売り込む女やら、少数民族の王女の様な娘やら、セックスレスを前提にした女性やら株を取引するトレーダーのような女性やら、次々登場するが、当人はきわめて冷静に対応する。
　そこに本命の、不倫で悩む女性－一度は切れたが再びスクリーンに登場する。
　

　　　　


　見合いの相手には、日本でもよく知られた『ビビアン・スー』や『スー・チー』も登場するが、あの最も愛らしい『マギー・チャン』や『アンジェリーナ・ジョリー』も引き合いに出されるから面白い。



　　　　　　　　　



　しかし、中国での話はあくまで前座で、本題は舞台を北海道に移してからだ。



　　　　　　　　　　　　　


　意味深な会話が交わされコミカルな様相が一変する。スー・チーの一途な気持ちもわかるような気がする。


　　　　


　スクリーンの映像がきれいだ。中国本土の北京や杭州・西湖のロケから後半は日本の北海道に舞台を移し、美しい自然や景色がながめられ、ロードムービーとしても楽しめる。


　　　　　　　　　　　　　　　
　



　　　　
　　　　　　「狙った恋の落とし方」－公式サイト