【2012年10月12日】 TOHOシネマズ二条
2週間ぶりの平日の休み、映画と頂いたチケットで美術館に行くことにする。
映画は『天地明察』。小説は読んでいないが、監督が『おくりびと』の滝田洋二郎だという事で、見ることにする。
なるほど『本屋大賞』を取った原作の映画だけに、知的興奮を覚える《面白い》映画だった。
関孝和と安井算哲、本因坊道策それに水戸光圀の間にこんな関わりがあるとは、びっくりである。
我が家にある蔵書で、『パソコン関連』の本が圧倒的に多く、その次の『映画の本』、『山の本』の次に多いのが『数学関連』・『科学関連』の本で(といっても専門書でなく、一般向けの本や『パズル』の本が大半だが)、たまに読んでは、「数学って美しいなあ」と感嘆したり、「奥が深いなあ」と溜息をついたり、「おもしろなあー」と自己満足している。
『博士の愛した数式』もそのような視点から、面白く読んだし、映画も見せてもらったが、今回はそれプラス『囲碁』の話も絡むから、若い俳優の《見ていられない演技》を差し引いても、充分楽しめた。
○ ○ ○
映画の後、岡崎公園で妻と落ち合い『勧業館』の地階で水の流れる庭園を見ながら、「おにぎり」を食べた後、『京都市美術館』の『大エルミタージュ美術館展』へ。
フィレンツェの『ウフィッツ美術館』、マドリッドの『プラド美術館』・『ピカソ美術館』、ウィーンの『美術史美術館』・『レオポルド美術館』、パリの『ルーブル美術館』、ロンドンの『ナショナル・ギャラリー』などには行ったことがあるが、ロシアとアメリカの美術館には行ったことがないし、当面行く予定もないから、チケットをもらったときは、是非行ってみようと出かけた。
何といっても『ルーブル』、『プラド』に並ぶ三大美術館であるが、やはり思っていたより展示数が少なかった。実物はいいが、やはり現地に出向かないとダメか。
それでも何か、『知的興奮を揺り動かされて、満ち足りた』平日の休日であった。
『天地明察』-公式サイト