この映画・本、よかったす-旅行記も!

最近上映されて良かった映画、以前見て心に残った映画、感銘をうけた本の自分流感想を。たまには旅行・山行記や愚痴も。

2005年1月初めてのフランス・パリ旅行-今回の旅の計画を立てる《おさらい》 (2014/09記)

2014-09-23 12:33:14 | 山・旅行

                【2014年9月23日 記 】


 2014年3月、2回目のフランス旅行に出かける。今回も、前回と同じくパリを中心とした個人旅行だ。どうしてか、イタリアやスイスやトルコ中欧など他の地域と違って、フランス旅行の企画ツアーが少なく、行こうと思っていた時期に適当なものがない。出発日が合わなかったり、行きたい地域が入っていなかったりで、結局今回も往復航空券とパリのホテルだけを確保する「自由旅行」になってしまった。
 同じ所に行っても面白くないので、どこに行こうかと思案するが、前回の記録がない。まずは復習から始める。(このブログは確か、2005年の5月くらいから始めている)


 【2005年のパリ旅行】

 
 2005年の旅行では、パリのオペラ座近くのホテルが取れ、そこで5連泊してパリ市内と近郊の街を訪れた。時期は1月下旬、1月21日から26日までの6日間。ホテルは「オペラ座」の近くにとれて、往き帰りの航空券とホテルの宿泊だけの予約で、あとはすべて現地で自分でアレンジすることになっていた。


                          【パリの空港に到着、ホテルからの眺めとオペラ座の夜景 】


 1日目は『オペラ座』の夜景を見ただけだったが、2日目はパリ市内の観光で、真っ先に『ルーブル美術館』に出かけた。その広さにも面食らったが、展示品の多さ、多様さには驚かされた。圧巻はやはり『ミロのビーナス』と『モナリザ』だった。《教科書》では見ていてもやはり本物は違う。もちろん「ラファエロ」も「フェルメール」もすばらしいが、おそらくこの2つはフランスの国外に出ることは考えられないから、感動もひとしおだ。午後は、『凱旋門』に行き、その上に登り、そこから放射状に延びる街路樹を追いながらパリの街を眺める。その後、『アレキサンダー3世橋』を通り『アンバリッド』のドーム教会でナポレオンの棺を見た。夕闇迫る時刻に『オルセー美術館』にも訪れるが、閉館時間が迫りあわただしく美術館を出たのを記憶している。その名残惜しさが、今回2日間も『オルセー』に通わせた動機かもしれない。



                          【 地下鉄駅と「ルーブル美術館」(モナリザ)】





                            【「凱旋門」と「オルセー美術館」ホール 】


 3日目は、『ヴェルサイユ宮殿』に出かけた。パリの郊外にあり、近郊電車に乗り小一時間の距離だ。噂に聞く宮殿の広さ、豪華さに驚く。『ルーブル』もそうだが、建物の外観は、イタリアのそれに比べると割とあっさりしている。内部の装飾はフランスに軍配が上がるが、『ミラノの大聖堂』にしてもフィレンツェの『花の大聖堂』や『ジョットの鐘楼』、縞模様の『シエナの大聖堂』、『マンジャの塔』を思い浮かべても、イタリア建築のほうがすばらしく芸術的だ。それでも、「ナポレオン」を描いた数々の肖像画や『鏡の間』とそこから見る、《飛行場のように広い》庭園には圧倒された。



                                   【「ベルサイユ宮殿」】


 ヴェルサイユの帰りは『エッフェル塔』に立ち寄り、展望台に上がる。夕食は「リヨン駅」に出て由緒あるレストラン『トランブルー』(ブルー・トレイン)でエスカルゴを初めて口にする。


       
                                   【「エッフェル塔」】


                               【 リヨン駅のユーロスターと「トランブルー」】



 4日目は、現地の旅行代理店を訪れ、『モン・サンミッシェル』への日帰り旅行を手配する。朝7時に出発し、晩の8時にパリに戻る強行軍だが行って好かった。当時はまだ、島へはバスで入れたが、その後環境を整備するため陸路は閉鎖されたようだ。『モンサンミッシュル』が、たかが島にある修道院だけで、どうしてそんなに《観光名所》としてもてはやされるのかと思っていたが、行ってみてなるほど『江ノ島』とは比べものにならないところだと実感した。




                             【「モンサンミッシェル」の風景】


 5日目は、『パレ・ロワイヤル』から『ペドロダ・アーケード』を訪れたりした後、ルーブル宮を横切って『ポン・デザール』(芸術橋)をわたりシテ島の『ノートルダム寺院』にいき、塔の上に登った。前々日行った『エッフェル塔』をそこから眺める。




                        【「ペドロダ・アーケード」、セーヌ川と「ノートルダム寺院」の風景】



 昼食後はソルボンヌ大学に通うその学生があふれる道を通り『パンテオン』にむかう。ここの地下の霊廟には国王の墓と並んで、キュリー夫婦やゾラのほかにレジスタンスの墓もあり、さすが《革命》や《民衆》の力が似合う国だと思ったものだ。



                            【「パンテオン」周辺とその地下墓地 】


 『パンテオン』から地下鉄を乗り継ぎ、モンモルトルの丘にむかう。下町情緒たっぷりの雑踏を抜け『サクレクール寺院』の白亜の建物を仰ぎ見る。





                            【「サクレ・クール寺院」とモンマルトルの丘周辺 】



 近くの『モンマルトル墓地』を訪れた。ここには、「ベルリオーズ」やら「ハイネ」の墓がある。日本にいるときはわざわざお墓巡りをしようなどとが考えないのであるが、憧れる歴史上の人物が間近に感じられるヨーロッパー特にフランスにおいては墓地を訪れるというのは、歴史と人物を距離感なしに肌で感じられる特別の場所である。


                            【「サクレ・クール寺院」の前からの眺めと「モンマルトル墓地」】


 帰国前のゆっくりできる最後の晩は、いったんホテルに戻ってから、予約してある小さなレストランで夕食をとる。店の場所がわからないので、往きはタクシーで店に乗り付け、帰りは地下鉄で帰る。地下鉄の駅を降りてホテルまでは数百メートル、時間で5分ほどの距離だ。今回の旅行で、泊まったホテルを探したが、記憶が定かでなくわからなかった。ほぼ毎晩立ち寄って「クロワッサン」をかった店があったからだいたいの場所はあっていると思うのだが。



                            【 ホテルへの帰り道-行きつけのカフェ(パン屋) 】


 パリの最終日は、近くの「ラファイエット」まで歩いて行き、日本への土産を買い求める。


                            【百貨店「ラファイエット」と近くの街並 】


 

                                 
                                【 日本に戻る-機内より瀬戸内海 】



 と、まあこんなところで前回のパリ旅行は終わったわけだが、同じところは極力避けて、どこに行くかと考える。






コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『クウィーン・オブ・ベルサ... | トップ | 『舞子はレディー』-周防監... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めまして (ちゃぐまま)
2014-09-26 12:46:36
6月に行ったばかりなのに、まだパリの余韻から覚めず
こちらのブログに参りました。
パリがホントにお好きなんだとブログを拝見しています。
ご家族での旅みたいですね。

パリは何度行っても新たな発見があります。パリはやはり
個人旅行がピッタリですね。
私は3度行きましたが、できたらまだまだ行きたいところ。
またゆっくり読ませてもらいます。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

山・旅行」カテゴリの最新記事