【 2013年7月6日 】 京都コンサートホール
毎回、大学の後輩より案内をもらう『衣笠交響楽団定期演奏会』がコンサートホールで、リムスキー・コルサコフの『スペイン奇想曲』をやると知って気持ちが弾む。毎回、演奏会に招待され《ただで》参加させてもらうことに若干の罪悪感を感じてそれを告げると、『来ていただけるだけで有難い』と天使のような言葉。会場を借りるのも安くないお金がかかっているはずだし、印刷物やあ何かと自己負担というか、出費もかさんで、その言葉を真に受けたらいけないと思いつつ、今回も手ぶらでいってしまった。
演目は以下の通り。
1.ベートーベン
歌劇「フィデリオ」序曲
2.ベートーベン
交響曲第8番 ヘ長調 作品93
3.ボロディン
交響曲第2番 ロ単調
4.リムスキー=コルサコフ
スペイン奇想曲 作品34
『フィデリオ』は、《ベートーベンもオペラを作曲していたんだ》といういい加減な認識が、海外での初めてのオペラ鑑賞体験ツアーで、日程の都合上、ウィーンのオペラ座での上演品目が『フィデリオ』と知ってから、聞き込んだ曲だから忘れようにも忘れられない。次のベートーベンの交響曲第8番はあまり興味がなかったが、ボロディンとリムスキー・コルサコフをやると知って、俄然燃える。ボロディンの『ダッタン人の踊り』がなかったのは残念だったが、めったに聞けない『スペイン奇想曲』をコンサートホールで生で聞けるだけで充分だ。
開演直後の『フィデリオ』序曲は、さすが緊張してかもう一つだったが、演目が進むにつれて緊張が取れ、『スペイン奇想曲』は本当によかった!
今度は、何か持って行かなくてはいけないと《反省》しつつ、大満足の気分で家路につく。