もう1週間前にもなるだろうか、2月3日か4日の『毎日新聞』夕刊に、『特集ワイド』の記事として、井田純の名前入りで『集団的自衛権行使』に関する論評が載っていた。
『消費税』の問題でも、『原発』問題でも、肝心な時に《本質的な内容》をはぐらかしてきたマスコミ・大手新聞社の論評としては、久しぶりの“タイムリー”で的確な記事だった。
“見出し”だけを挙げてみると、
『本当に国益にかなうのか』
とか
『米国を意識した容認論・・・ギブ&テークの幻想』
などとあり、さらに
『首相が意欲』 『憲法解釈の見直し』
の字が躍る。
タイムリーだと思うのは、記事の中にもあるように、今の安倍内閣でなく2006年に成立した第一次安倍内閣が設置した有識者懇談会が2008年にだした報告書が、自らの《政権放棄》でお蔵入りになったものが、安倍ゾンビの復活によって、再び議論に取り上げ《日本を戦争のできる国》に推し進めようとしている、まさにその時だからである。
折しも、2007年に書かれた『集団的自衛権とは何か』(豊下楢彦著、岩波新書)を読みかけているので、内容についてはその書評と併せて改めて書くことにする。