平成30年6月23日(土)
合歓の花 : ねぶの花
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/56/2accb88dd3bf9eb71b23910db9c10f06.jpg)
埠頭公園の合歓の花が梅雨空に映えている。
川崎展宏さんの「四季の詞」に、合歓の花の
紹介記述が在ります。
花を余り詳しく知らぬ私に
ネムノキの記述がとても判り易い描写で、
成る程、、と、相槌を打ち納得です。
四季の詞 : 川崎 展宏 著
ネムノキはマメ科植物です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/a4/76dcafa0a696c07956d93f9e8b1c0ebc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/2c/2246dbb4788561478d78fd6f2fe1592a.jpg)
(埠頭公園の合歓の木)
葉といっても、軸の両側に鳥の羽根の様に、
小さい葉っぱが向合って並んでいて、それらが
夜合わさるのです。 葉がそのような睡眠運動
をするので、ネムノキといいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/01/a1c451d041b17f5301e21ee74e1ee880.jpg)
花の方は、夕方からぼおっと薄紅色に開きます。
根元が白く、先が薄紅色の睫毛の様な一つ一つ
は、実は雄蕊なのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/9d/33e60dad8fd8c36e3ce96e310170bc73.jpg)
私が東北の或る街で務めていたとき、女学校の
裏の塀から、かなり大きいネムノキの枝が道へ
出ていて、その前にコケシを作っている家があ
りました。数人の女の人がいつもコケシの眉や
眼を描いていました。 そこを通って勤め先へ
通うのでしたが、雨の翌朝そのあたりの道いっ
ぱいにネムの花が落ちていて、踏むと靴が濡れ
るのでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/e3/1bd8d959211dac64ab2d920e6dc1a500.jpg)
今日の1句(俳人の名句)
合歓の木は花より多きしづくかな 護 物
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/6d/addc4b461e87213efb093b41ab339338.jpg)
ネムノキは、花や葉の形や性質から、他の木より
も、雨や露をたっぷり重たく含むのです。
作者の谷川獲物(ごぶつ)は江戸末期にかなり
活躍した俳人です。
(全文、四季の詞より、)
合歓の花 : ねぶの花
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/56/2accb88dd3bf9eb71b23910db9c10f06.jpg)
埠頭公園の合歓の花が梅雨空に映えている。
川崎展宏さんの「四季の詞」に、合歓の花の
紹介記述が在ります。
花を余り詳しく知らぬ私に
ネムノキの記述がとても判り易い描写で、
成る程、、と、相槌を打ち納得です。
四季の詞 : 川崎 展宏 著
ネムノキはマメ科植物です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/a4/76dcafa0a696c07956d93f9e8b1c0ebc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/2c/2246dbb4788561478d78fd6f2fe1592a.jpg)
(埠頭公園の合歓の木)
葉といっても、軸の両側に鳥の羽根の様に、
小さい葉っぱが向合って並んでいて、それらが
夜合わさるのです。 葉がそのような睡眠運動
をするので、ネムノキといいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/01/a1c451d041b17f5301e21ee74e1ee880.jpg)
花の方は、夕方からぼおっと薄紅色に開きます。
根元が白く、先が薄紅色の睫毛の様な一つ一つ
は、実は雄蕊なのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/9d/33e60dad8fd8c36e3ce96e310170bc73.jpg)
私が東北の或る街で務めていたとき、女学校の
裏の塀から、かなり大きいネムノキの枝が道へ
出ていて、その前にコケシを作っている家があ
りました。数人の女の人がいつもコケシの眉や
眼を描いていました。 そこを通って勤め先へ
通うのでしたが、雨の翌朝そのあたりの道いっ
ぱいにネムの花が落ちていて、踏むと靴が濡れ
るのでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/e3/1bd8d959211dac64ab2d920e6dc1a500.jpg)
今日の1句(俳人の名句)
合歓の木は花より多きしづくかな 護 物
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/6d/addc4b461e87213efb093b41ab339338.jpg)
ネムノキは、花や葉の形や性質から、他の木より
も、雨や露をたっぷり重たく含むのです。
作者の谷川獲物(ごぶつ)は江戸末期にかなり
活躍した俳人です。
(全文、四季の詞より、)