遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

沖縄戦終結73年

2018-06-24 15:00:07 | 日記
平成30年6月24日(日)

沖縄戦73年 慰霊の日

昨日(6月23日)「沖縄全戦没者追悼式」
が沖縄県糸満市魔文仁(まぶに)で行われた。

(NHKTV中継より)

この日沖縄地方では梅雨明けが発表され、真夏
の空の下、式典が始まり、


翁長沖縄県知事の「平和宣言」が在り、
「東アジアを巡る安全保障環境は大きく変化、
緊張緩和に向けた動きが始まっている中で、
辺野古移設が唯一の解決策と言えるのか、、、
、、辺野古に基地を作らせないという私の決意
は沖縄県民と共に在ります。沖縄の基地の現状や
日米安保に対する国民的議論を求めます、、、」

気丈に平和宣言(中日新聞より)

翁長氏は「膵臓癌」との闘病生活の最中、
痩せ細る身体で、気丈にも力強く、確りと会場
を向き「平和宣言」を行いました。


次に沖縄県浦添市立港川中学3年生の相良倫子
さんは、祖父母の戦争体験を基に、平和の詩
「生きる」を朗読された。
「私は今生きている、、、、、、、、、、、、
私の生きるこの島は何と美しい島だろう、、、、
私はこの瞬間を生きている、、、、、、、、、、
73年前、家族を亡くし、友を失くし、、、、
様々な苦労をし、、、、、、同じ人間同士が
魑魅魍魎の如くに姿を変えた人々、阿鼻叫喚の
壮絶な戦争の記憶、、、、、、、、、、、、
皆同じように生きていた、彼らの人生を壊され
奪われた、、、、、、この悲しみを、、、、、、
だからきっと判るはず、、今を一緒に生きている
一日一日を大切に、、、、、、
戦争で得られる平和などない、、、、、
平和とは、当たり前に生きる事、その命を一杯
輝かせること、、、、真の平和を考え共に生きて
行こう、、、、」

涙ぐむ参列者

この詩の中に「生きる」という言葉を多く使い
二度と戦争をしない未来を造るという誓いを
示しています。

安倍総理の挨拶で、



挨拶を聞く翁長知事

「出来る事は総て行う、、、沖縄の基地負担の
軽減に全力を尽くす、、、、、」と挨拶、、、
その後の記者団の取材では「移設を進める」と
述べ、沖縄県民の思いを無視され、亦もや真逆
の行動をする、、、、、
何処までも国民の思いを蔑ろにされる、、
「生きる」の詩の中の「魑魅魍魎」「阿鼻叫喚」
を地で行く、「厚顔無恥」とはこの事か、、、


中日新聞夕刊より

最近、岸井成各さん(元毎日新聞社主筆)の様に
ご意見を申し上げる方々が次々と身罷れ、、、
どなたもご意見される方がいなくなり、心配な
世の中です、、、。


今日の1句


梅雨明ける平和の礎鎮魂歌     ヤギ爺