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遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

終戦日に妣のこと

2018-08-16 15:44:06 | 日記
平成30年8月16日(木)

全国戦没者追悼式

昭和20年8月15日、玉音放送」が流れ、
覚悟はしていたものの、、敗戦を知る。


あれから73年、平成最後の式典が東京の
武道館で行われた。遺族の高齢化が進み、

今年参列された最高齢者は102歳、、、

天皇、皇后両陛下

武道館の参列者


安倍総理の式辞に始まり、、、
正午の時報を合図に1分間の「黙祷」、、



1分間の黙祷、、、



天皇陛下のお言葉では「国民のたゆまない
努力により、平和と繁栄が築き上げられま
したが、苦難に満ちた往時をしのぶとき、
、、、、、、、、、、、、、

戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致し
つつ、此処に過去を顧み、深い反省と伴に
今後戦争の惨禍が世界再び繰返されぬ事を
切に願い、、、、、戦陣に散り、戦禍に倒れ
た人々に対し、心から追悼の意を表し、
世界の平和と我国の一層の発展を祈ります」


この後、衆参議長、最高裁長官の挨拶があり


最後に遺族代表の鈴木喜美男さん(宮城県)
が、「世界の平和と命の大切さを後世に受け
継ぐために努力を続ける、、」と述べられ
式典を終える。



この日を迎える度、私は妣(はは)の繰言
を思い出します、、、。

私の生家は名古屋城の西に在り、終戦間際
の空襲に遇う、、 疎開先の三重県桑名市
でも空襲に遭い、焼け出され丸裸、、、、


命からがら名古屋に戻り、知人の紹介で
借家住まい、、、
底抜けの貧乏暮しが始まる、、、、、
両親の実家(静岡)からの援助で、お茶
の商い(闇市から)を、、、、
母の話では、それまで落花生の問屋をし、
大勢の使用人等に囲まれそれなりの暮し
をしていたのが、、、、四方に頭を下げ
る 苦渋の生活、、、、、。
父と兄の努力で何とか暮しも立ち直る。

何処にでも在る、戦後間もない暮しに、
つひ、愚痴も出る様でした。

今日の1句

終戦日妣の繰り言甦り     ヤギ爺