令和2年5月3日(日)
憲法記念日
5月3日は憲法記念日である。
1947年(昭和22年)に日本国憲法が施行
された事を記念し設けられた。
中日新聞朝刊より、
1948年(昭和23年)に公布、施行された
祝日法に依って制定される。
例年、この日には「憲法記念日の集い」が行われ、
海上自衛隊では停泊中の自衛艦において「満艦飾」
が行われるが、今年は「新型コロナウイルス」の
影響でこれら行事は中止された。
憲法記念日の集い、
満艦飾(いずれも昨年のもの、今年は中止)
通常国会の会期末(6月17日)が1カ月半を
切った今、自民党の安倍政権は「憲法改正論議」
を切り出そうとしている。
新型コロナウイルス対応が優先されるべき今、
「緊急事態宣言発令時に公益を守るため、個人の
権利をどう制限していくか」と、緊急事態条項の
必要性を憲法改正の糸口にしようと、目論む。
安倍総理は自民党総裁任期の内に、是が非でも
改憲にこだわる。
近年の憲法改正への主な動きは
(中日新聞日曜版より)
1)2013年、改憲の発議要件(96条)の緩和
に意欲。現行では衆参両院の2/3以上の賛成
がなければ国民投票が実施できない。
これを過半数に引き下げることを検討。
2)2014年、今まで禁じられて来た「他国を武
力で守る集団的自衛権行使について、現政権は
憲法解釈を変更し容認。
3)2017年、憲法に「自衛隊の明記」して、
2020年施行を目指すと表明。その後、総裁
任期(2021年9月)中に改憲を目指すと
修正した。
他に、合区解消(国政選挙の区割りを人口以外の要素
も勘案し、参院選は都道県単位で最小1人選出。現状
の合区を事実上解消する)等がある。
また、9条に「緊急事態条項」を加える(大災害時に
法律と同じ効力を持つ「政令内閣の制定」する。
新型コロナウイルス感染の終息が見えぬ中、安倍総理
の憲法改正議論には、野党は基より与党内にも異論が
あり「議論をせぬ儘、拙速に押し進めるの問題」と、
先ずは、新型コロナウイルスの対応に誠心誠意、取組
むのが先決で在ろう、、、、、、。
皆さんもこの機会に一度「日本国憲法」を
お読みになったらどうでしょう。
今日の1句
憲法記念日少数意見今自粛 ヤギ爺