令和2年12月22日(火)
電球、発光ダイオード、光ケーブル等により、淡い光
の光源を集めて電飾する事を、イルミネーションという
英語では、単に暗い場所を発光させるこをいうと。
16世紀に、宗教改革で知られるマルテイン・ルターが
考案したといわれ、暗い森の木々に多くのローソクを
飾りつけ、夜空の星を再現したといわれる。
日本では、明治33年に神戸沖に停泊する軍艦上で
夜間に電気を散りばめたのが始まりとされる。
明治時代には、東京や大阪での万国博覧会場に夜間、
イルミネーションをつけた。
近年、発光ダイオードやグリーン電力を使用し、イル
ミネーションはより一層華やかになったが、さらには
LEDの普及により、各種のイベントは更に大きく
なり、加えて一般家庭でもXマス・イルミネーション
を施す様になって来た。
ご近所のイルミネーション
一見、LEDの使用により電力消費量は下がった様に
見えるが、日に日にこれらの需要は巨大化し、数が増加
する一方で、消費エネルギーが増大、ヒートアイランド
現象、地球温暖化の進行を促進しているともいわれる。
また、イルミネーション・デザイナー等が現れ、商業用
のイルミネーションは益々巨大化、より派手なデザイン
を競いあう。
本物の月や星の光を弱め、人間や動物達の健康にも影響
を与えるのではと、危惧する声もある。
名古屋港のXマス・イルミネーション
そんな中、コロナ禍の今年も各所で11月の末頃から、
Xマス・イルミネーションが見られるようになった。
名古屋港周辺でも、華やかな電飾が溢れているが、人通り
は少なく、青い日光の煌めきも何故か寂し気である、、
今日の1句(俳人の名句)
ともかくもあなた任せの年の暮 小林 一茶