令和2年12月26日(土)
善 哉 : ぜんざい、田舎汁粉
関西では粒あんの汁粉、関東では粟餅、道明寺餅、白玉
餅に濃い餡をかけたもの。
関東では、関西風のぜんざいを田舎しる粉、おしるこ等
という。
善哉の由来は、仏教用語の「善哉」(よきかな)から。
昔、これを食べた僧侶が「実によい」と称賛したことから、
また、一休禅師が「善哉此汁」と言った事からとも、、、
出雲大社の「神在祭」で、振舞われた「神在餅」が訛って
「ぜんざい」となった説等、、、、諸説ふん粉である。
大阪道頓堀の法善寺横丁に小さな「夫婦神社」の店がある。
法善寺横丁に水かけ不動が在る。
苔むした不動様に水をかけて参ると、縁結びのご利益があ
るといわれている。この直ぐ脇に「夫婦善哉の店」があり、
此処に立ち寄り「夫婦善哉」を頂くとよいそうだ。
1955年(昭和30年)、東宝映画「夫婦善哉」(織田
作之助:原作、豊田四郎監督、森繁久彌、淡島千景主演)
大店のドラ息子(森繁)としっかり者の芸者(淡島)の
浪速人情をユーモラスに描いた映画は大ヒット、、、、
これにあやかり、道頓堀の水かけ不動と夫婦善哉を若い
カップル等が「縁結び」として訪れる様になった。
以前、お笑いの「花月」に行った折に立ち寄った事が
あった。
先日、知り合いの方が切り餅を真空パックにして届けて
くれた。早速あずき餡の缶詰めを買ってきて、昼餉に
頂いた。
切り餅(真空パック)
あずき缶
昨年は町内の餅つきが在り、善哉に行列が、、(今年は中止)
(今夜は通夜で、師走の街へ、、、)
今日の1句
二人して善哉を食べ師走かな ヤギ爺