令和2年12月28日(月)
甥の子の死
甥の子は、男の子は「大甥」(おおおい)と言い、
女の子は「大姪」(おおめい)と言うそうだ。
正式には、甥(おい)の子供は、姪孫(てっそん)
と言い、(めいまご)とは言わない。
この「姪孫」(てっそん)は女性に拘らず男女共通
の呼び方である。
では、逆に甥の子(本人)から見た私(父親の叔父)
は何と言うのだろう。
父親の叔父(叔母)は、「叔父祖父」(おおおじ)
叔母の場合は「叔母祖母」(おおおば)と言うそうだ。
昨日(12月27日)、甥の長男の葬儀が営まれた。
26歳になったばかり、突然の悲報に私たちも驚き
ただ絶句、何と答えてよいのか判らなかった。
親たちの悲しみは、如何許りか、、、、、
彼は国立大学から大学院へ進み、今年の4月に大手の
会社へ就職したばかりである。 初任給をそのまま
両親の旅行費用として差し出す、心優しき男。
両親にとり、自慢の息子であった。
高校時代は水泳部に、大学では洋弓部(アーチェリー)
に所属する、文武両道の好青年、大学時代は学習塾の
講師として「先生、先生」と慕われたようである。
半面、余暇には仲間とバンドを組みエレキを鳴らす、、
そんな彼の突然の死、、両親はやり切れないであろう。
葬儀は時節柄(コロナ禍の折り)家族葬で営まれたが、
通夜(前日)、葬儀とともに、多くの若者達が参列。
高校時代の部活の仲間、大学、大学院性の仲間、、
バンドの仲間、アーチェリーの仲間は「洋弓」を祭壇
の前に組み立ててくれる、、、。
また、学習塾での教え子達が先生と伴に参列した。
通常の葬儀では、棺には布のカバーが掛けられている
が、今回はカバーはなく、白木の棺が置かれ、棺に
メッセージを添えることになった。
棺にメッセージを書きながら、泣き崩れる女性も、、
通夜、葬儀に参列した若い女性は棺の前で号泣する、
われわれ家族も、こらえきれずに、、、、、、、。
出棺の際、むせび泣き(嗚咽)が続いた、、、、、
火葬の後、初七日法要、精進落としがあったが、
会食は避け、割籠を頂き各自宅で頂くこととなった。
若い方の死はとても痛ましく、ご両親の思いは猶更、
とても居た堪らない、、出来る事なら替わりたい。
学生時代、勉学にスポーツに旅行、バンド、、、、
仲間との様々な青春を全うしたというが、、、
それでも、やり切れない、未だこれからの思いは、
家族にも我々にも残り、残念でならない、、、、
今日の1句
冬ざるる嗚咽こみあぐ通夜の客 ヤギ爺