遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

水羊羹

2022-07-08 20:28:47 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和4年7月9日(土)

水羊羹

夏の和菓子、練羊羹の一種で水分が多く瑞々しく口当たり
が良いことから夏の菓子として好まれる。

煮溶かした寒天に砂糖・小豆漉し餡を加えて混ぜて、型に
流し固めた水分の多い羊羹。
桜の青葉をあしらい清涼感溢れるものに仕上げる。


カミさんの友人が水羊羹を持参し訪れた。
ご主人を見舞った後、立ち寄った様子。
ここ数日体調が思わしくなく、癌の転移を心配されて、
検査入院しているためで、2週間ほど経過観察との事。
お互い子供達は独立し、夫々の孫達も成長して手がかから
なくなり、これからゆっくり二人の生活をと考えた矢先の
事でショックを受けておられた。
二人で積もる話もある様で私は自分の部屋へ移り、水羊羹
を相伴することにした。
甘くて冷たい水羊羹、喉越しの良さに、、、、、、。


今日の1句
女二人話の尽きぬ水羊羹   ヤギ爺

蝉の声

2022-07-08 16:21:25 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和4年7月8日(金)

蝉の声

太陽がカット照り付ける中、賑やかに鳴く蝉は夏には
なくてはならない景物の一つ。
森や林の中で一斉に鳴く「蝉時雨」という言葉も在る。
蝉時雨は梅雨が明けると天から降るように鳴き、日中
には暑苦しさが増し、気分を鬱陶しくさせる。
早朝や、夕方に蝉の声を聴くと、涼しくも感じる。

蝉は半翅目セミ科の総称で、世界には約2000種も在り
日本には20~40種類といわれる。
初夏になると初蝉の声を聴くが、梅雨が明ければ一斉に、
色々な蝉の声が聞こえてくる。
油蝉
熊蝉、

ジージーと鳴く「油蝉」、ミーンミーンと鳴く「ミンミン
蝉」、シャーシャーと鳴く「熊蝉」、ニイニイと鳴くのは
「ニイニイ蝉」
秋口になるとカナカナの別名の在る「蜩」(ひぐらし)や、
ツクツクホーシの「法師蝉」がでてくる。
どの蝉も鳴くのは雄だけで、雌は鳴かず「唖蝉」とも呼ば
れている。
蝉の幼虫は5年もの間、地中において樹木の根の養分を吸い
過ごし、最後の年に地上に出て羽化し成虫となる。
地上に出て来る時の穴を「蝉穴」という。

公園の蝉が一斉に鳴き出した。 早朝、早速公園を散策。
木の根元を見ると彼方此方に、無数の穴が在る。
その木の目線を上げていくと、セミの抜け殻が在る。

抜け殻は彼方此方に在り、中には側のフェンスにも、、。
木陰に回って見ると、羽化したばかりの蝉を見つけた。

淡い緑色の翅はやがて蝉の地色(油蝉は茶色、熊蝉は半
透明の翅)に変化していく。

以前は圧倒的に油蝉が多かったが、ここ数年は熊蝉の数
が増えた様である。 ジージーからシャーシャーと更に
騒がしさが増して、暑さがつのるばかりだ。

今日の1句

老の背に纏わり付きし蝉の声   ヤギ爺