遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

蝉時雨

2022-07-29 16:46:31 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和4年7月29日(金)
蝉時雨

青空に湧き上がる雲が日差しを受けて輝き、暫くして
肌に纏わる様に汗が噴き出て来る。
カッと照りつける太陽の下、一斉に鳴き出す蝉の声。

夏にはなくてはならない風物なのだが、、、、、
このところ熱帯夜が続き、時に真夜中の寝入り端に
雷鳴は容赦なく、眠られぬ日々が続いた。
白々とする頃、新聞を手にベランダ側の窓を開ける
と、一斉に飛び込んでくる蝉の声、、、、、、、
睡眠不足の体に、鬱陶しさが孕んでまた窓を閉める。

蝉は5年程を地中で、木の根の汁を吸って過ごして、
最後の年に地上に出て孵化して成虫となる。
地上に出て1週間ほど、僅かな時を一生懸命に鳴いて
いる。 それこそ皆で競うように、、、、、。

そんな事とは露知らず、「喧しい、」「鬱陶しい」等
と、我々(私、ヤギ爺)はつい、グチを零してしまう。

夥しい空蝉、

この処、ベランダに蝉の昇天したのをよく見かける。
何れも仰向けとなっている。
クマゼミ、
油セミ、

絶命していると思い触れてみると、手足を動かし翅を
バタつかせて懸命に抵抗している。
無理やり掴まえて、植木の根元に置いてやる。
ジッと動かなくなった、、、、、、

今日の1句
寝苦しき朝一斉に蝉時雨   ヤギ爺