令和4年7月29日(金)
蝉時雨

青空に湧き上がる雲が日差しを受けて輝き、暫くして
肌に纏わる様に汗が噴き出て来る。
カッと照りつける太陽の下、一斉に鳴き出す蝉の声。

夏にはなくてはならない風物なのだが、、、、、
このところ熱帯夜が続き、時に真夜中の寝入り端に
雷鳴は容赦なく、眠られぬ日々が続いた。
白々とする頃、新聞を手にベランダ側の窓を開ける
と、一斉に飛び込んでくる蝉の声、、、、、、、
睡眠不足の体に、鬱陶しさが孕んでまた窓を閉める。

蝉は5年程を地中で、木の根の汁を吸って過ごして、
最後の年に地上に出て孵化して成虫となる。
地上に出て1週間ほど、僅かな時を一生懸命に鳴いて
いる。 それこそ皆で競うように、、、、、。



そんな事とは露知らず、「喧しい、」「鬱陶しい」等
と、我々(私、ヤギ爺)はつい、グチを零してしまう。

夥しい空蝉、
この処、ベランダに蝉の昇天したのをよく見かける。
何れも仰向けとなっている。

クマゼミ、

油セミ、
絶命していると思い触れてみると、手足を動かし翅を
バタつかせて懸命に抵抗している。
無理やり掴まえて、植木の根元に置いてやる。
ジッと動かなくなった、、、、、、
今日の1句
寝苦しき朝一斉に蝉時雨 ヤギ爺