令和4年7月22日(金)
新生姜 : はじかみ

生姜は熱帯アジア(インド)原産のショウガ科の多年草
世界で広く栽培されている。

茎葉の基部の地下茎が肥大したものを「生姜」という。
香辛料、あるいは生で食し、生薬としても用いられる。
地上には葉だけが出る。真直ぐに立った茎の両側に長楕
円形の葉を互生したように見えるが、実際は葉柄が折り
重なり巻いたもの。

花は夏の終りに根茎から別の茎が伸び、高さ20cm程
の花茎を伸ばしその先端に鱗片の重なった苞葉がつき、
その間から開花する。
日本では気温が足りず、開花するのは稀である。
日本へは2,3世紀頃に中国から伝わり、奈良時代には
栽培が始まったとされる。
日本での生姜の古名は「椒」(はじかみ)という。
英語名は「コモン・ジンジャー」で日本ではジンジャー
と呼ばれている。(ジンジャーエール等)
一般的には秋か冬にかけて収穫されるが、7月頃に掘り
起こした若いものは「新生姜」とし、食用にされる。

畑から収穫された」ばかりの新生姜を洗い、味噌などを
付けて食べる。香りが高く涼味がある。
新生姜は繊維が柔らかく「酢どり」にしたり、生食する。
日本での主な生姜の産地は高知県で、他に熊本、和歌山、
宮崎県等がある。

前年に収穫したものを「ヒネショウガ」といい、香辛料
や薬味等に使われる。魚の煮つけ等(匂い消し)に使用。
「葉生姜」は、小指程度に成長したものを葉の付いた儘
収穫する。初夏のうちに収穫される。静岡県が主産地。

私は生姜好きで、薄くスライスした物が食卓には年中常
に出される。 熱々のご飯に乗せ先ず一杯、、、、、

佃煮、

天婦羅、
煮魚には生姜の微塵切り、豚の生姜焼き、時に天婦羅、
麺類(饂飩、冷麦等)の薬味、焼きそば、お好み焼は
紅ショウガ、寿司には勿論「ガリ」を大量に、、、、
7月の夏祭りの頃には「新生姜」が旬であり、酢どり
や味噌を付けて生で齧る。柔らかく香りがとても良い。
(酢どりは、洗った生姜を酢に漬け酸味を付けること)
そうそう、生姜の「のど飴」は常備品の様に、、、

今日の1句
新生姜ぴりりと今朝の始まりぬ ヤギ爺