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遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

白粉花

2022-07-28 16:31:30 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和4年7月28日(木)
白粉花 : おしろい花、夕化粧

熱帯アメリカ原産のオシロイバナ科の多年草、草丈60~70
cm。(江戸時代初期頃に渡来し、垣根などに植えられる。

フォー・オクロックと呼ばれるように、夕方から芳香を放ち
ながら咲き初め、翌朝には萎んでいる。 


夏から秋にかけて紅、白、黄、絞り等の色とりどりの漏斗
(ラッパ)状の小花が咲く。

花の一個ずつに黒い種子があり、中に白い胚乳が白粉の
ようなのでこの名が付いた。
実際昔はおしろいの代用にしていたようである。

中国語では「洗藻花」(風呂に入る時間から)とか、
「煮飯花」(夕飯の時間から)などと呼ばれる。

昼間は眠るように萎んでしまう、

おしろい花は、明るい時は花を閉じて居り、夜になると
強い芳香を発して虫を呼び寄せる。
日本では夜間に活動する「スズメガ」が、漏斗状の花中
に入り蜜を吸い受粉を助ける。

夜遅く(8時過ぎ)なると雄蕊、雌蕊は萼の中に入り
萎んでしまうため「自家受粉」をするようである。
海外では夜行性の虫や蝙蝠が受粉を助けるようである。

今日の1句
白粉花夕餉の灯り覗き居り  ヤギ爺