令和5年3月6日(月)
啓 蟄
啓蟄は二十四節気の一つで、3月6日頃にあたる。
暖かくなって、冬眠していた蟻・地虫・蛇・蛙等が穴を出てく
ること。また穴を出た地虫そのものを指す。
二十四節気では凡そ十五日ごとに季が替わり、一年を七十二候
に分けたものは略五日ごとに候を分ける。
啓蟄から春分までの十五日間を三分割し、3月6日からは第七
候の「蟄(すごもり)の虫戸を開く」とありこれが啓蟄である。
3月10日からは第ハ候「桃始めて咲く」、3月15日からは
第九候「葉の虫蝶となる」と、季節が細分され明快に自然の様
子を知ることが出来る。
二十四節気も七十二候も中国で考案されたもので、紀元前から
使われていたと云われる。
日本へは9世紀頃伝来したと云われている。
この処の陽気に誘われ、今日も散歩に出かけた。
私はまだ着ぶくれ状態で出かけたが、道行く人達は様々である。
セーターにカーディガン、薄物ジャンパー、トレーニング・ウ
エアなど、皆それぞれ軽装が目立つ様になった。
歩く姿も、俯き加減に歩く人はなくなり、なぜか軽やかで速く
なったような気がする。 人通りも多くなったように思う。
そう言えば今日は「啓蟄」、公園や花壇などを覗いて見るが、
殆ど虫の姿は見あたらない。地虫穴も見つからない、、、、。
今一度、家の近くの公園に戻り、あちらこちらと探し見る、、
あった、、、、フェンスの傍に、蟻の一群が、彼方此方にも、
地虫穴もよく見ると、2,3ヵ所に小さな穴が開いていた。
何だか、とても嬉しくなった、、、、、。
今日の1句
啓蟄や通りすがりの多くなり ヤギ爺