令和5年3月17日(金)
胡 瓜 : アサツキ、千本分葱
ユリ科の多年草、山野に自生し古くから食されてきた。
葉は円筒状で細長く、30cm前後い生長する。
鱗茎(地下茎、栄養分を貯える部分)は長卵形で、辣韭のような
形をしている。
晩春に、紫紅色の花を咲かせる。
夏になると葉が枯れ、地下茎だけが残り休眠状態となる。
9月頃に植付けされ、翌春に収穫される。
「浅葱」(あさつき)の名は、ネギより浅い緑色をしていること
からこの名がある。
葉は臭みがなく汁物に好まれる。辣韭のような鱗茎部分は刻んで
蕎麦などの薬味等にする。
その他味噌和え等に使用され、「浅葱なます」は3月3日の雛祭
に供えられる。
私もそうであるが、分葱(ワケギ)と「浅葱」(アサツキ)は、中
々区別がし難い。
分葱(わけぎ)もユリ科の多年性葉菜で、ネギの変種。
普通の青葱よりも匂いも薄く、葉の色は淡く細くて柔らかい。
実を結ばず、株分けをして殖やすことから「分葱」の名がついた。
葱の代用として用いる他、和え物などにして食する。
浅葱の薬効能は、生の葉を揉み潰したものを傷口に塗ると抗菌作用
により止血に好いとされる。
葉を揉みつぶしたものに湯を注ぎ飲むと寒気、風邪薬の効能がある。
私は、この時節の浅葱を刻んで暖かいご飯に乗せ醤油を垂らして、
更に生卵と共にかきこむのが、堪らない。冷奴も、、、、、、。
今日の1句
この時節胡葱まぶしてやっこ食ぶ ヤギ爺