令和5年3月20日(月)
辛夷咲く : こぶし
モクレン科の落葉高木で高さ10m、日本全土に分布する。
辛夷の芽、
膨らみ始め、、、
春3月頃から、白色六片の芳香のある大きな花を葉に先立ち咲き
白雪のように咲くので遠くからもよく目立つ。
コブシの名は、赤子の拳に似ることからといわれている。
果実は秋に熟し開裂し、白糸で赤い種子を吊り下げる。
辛夷の実(秋)、
鑑賞用に栽培される他、その材質は緻密で建築材として使用され、
辛夷の蕾は鎮痛剤となり、花は香水の原料に、樹皮や枝葉からは
「コブシ油」を採る。
愛知県田原市に自生する「幣辛夷」(シデコブシ)は、国の天然
記念物である。
花の形がコブシに似て居り、多数の花被片が白く細長く伸びてい
る様が「四手」(注連縄や玉串に付ける紙)に似て見えることか
らこの名がある。別名(ヒメコブシ、紅コブシ)
早春、葉が出る前に大きな花被片(白、淡紅色)を付ける。
東海地方の一部湿地に咲く固有種である。
コブシとモクレンの違いをよく尋ねられるが、、、、
コブシは、花びらの数が6枚で大きさは4~6cm。花びらは
開ききり、その向きは上向き、横向きが混じっている。
モクレンは、花びらの数は9枚(うち3枚は萼片)その大きさ
は10~15cm。花びらは開ききらないで、上向きである。
(チューリップのような感じ、)
コブシの萼片は緑色であるが、モクレンの萼片は白色しており、
9枚が花びらのように見える。
小学校校庭のフェンス沿いに咲く辛夷の花が開き始めた。
卒業式も終り、在校生らか?歌声が聴こえてくる。
日当たりの良い窓辺、、、、、、、桜もそろそろ開花しそうで
入学式の頃が桜は見頃で、揃いぶみも見られるのだが、今年は
少し早まりそうかも知れない、、、。
今日の1句
蒼天に辛夷の白の眩しかり ヤギ爺