令和5年3月7日(火)
長閑さや
春の日はゆったりとしてのびやかである。のんびりと静かに
落ち着いたさまを「長閑」(のどか)という。
この数日の陽気に誘われ、散歩に出かけるのが多くなった。
家を出る頃は未だ肌寒く冬装束にマスク着用、陽射しの中を
小一時間歩いていると、少し汗ばんで持参のお茶で水分補給。
今年は町内組長の当番年、私は高齢を理由にカミさんが町会
に出席。町内役員の選出(5年程前からクジ引き)が在った
が、町内会長だけは辞退される方ばかり(高齢者は健康上、
若い方が仕事・子育て)組長16名、何度繰り返しても決ま
らず、後日改めてとなり解散、、、その後前回の会長が学区
町に相談、、その後、私共に電話があり、、、止むを得ずと
なった(1年の約束)。5年ぶりの再選である。前回(3年
半)その頃の会長がご高齢(80歳)で、私が依頼された。
町内行事も多く、夏祭り、運動会、餅搗き、慰安旅行、避難
訓練等、、他に成人式、小中学校の入・卒業式等の参列等。
日常作業も多く年中多忙となる。
(5年前から任期1年とした。以前は2年再選可であった)
カミさんに尻を叩かれ、「毎日家でゴロゴロしてると身体が
鈍るヨ」と、、その後また散歩(トレーニング、歩行訓練?)
に出掛けることと相成った。
昨日(3月6日)の中日新聞朝刊コラム欄「中日春秋」に、
認知症についてのコラムが在った。
【「あの俳優は誰だっけ」「何とかいう女優さんの旦那さん
だよ」、、記憶力にはある程度自信があったが、六十を手前
にして相当怪しくなっってきた。一つ違いの連れ合いもやは
り似た様なもので、かみ合わぬこんな会話はしょっちゅうと
なってきた。加齢に依る物忘れと認知症は異なるとはいえ、
母親の認知症を目の当たりしてきた身には心配が募る。なに
せ、2025年に65歳以上の高齢者のうち5人に一人は、
認知症という推計がある。自分が5人の中の一人にならない
とは限らぬ。アクションで売った俳優のブルース・ウイルス
さんも認知症と聞けば胸がざわつく。
認知症のリスクを抑えるために、出来る事は勿論ある。
効果的なのはいうまでもなく運動である。今更やっても効果
があるのかと思わないでもないが、最近の英国の研究が勇気
づけてくれるかも知れない。
1500人の30年間の運動状況と、69歳時点での認知症
機能を調べたそうだ。若い時から運動を続けてきた人が最も
高い認知能力を示したが、50、60代から運動を始めた人
も、まったく運動しない人よりは上だったという。
つまり、何時から運動を始めても効果は期待出来る。
本日(3月6日)は啓蟄。 いよいよ春らしくなって来た。
運動し易い季節にこのデータだけは忘れないでおく。】
(中日新聞朝刊コラム・中日春秋より引用した。)
2019年(令和元年)6月14日の遊民ヤギ爺ブログに、
「アルツハイマーの日」という記述があります。
認知症の世界的権威のアルツハイマー博士の誕生日を記念し
制定されたようである。
このブログで、認知症をテーマにした映画を紹介しています。
米映画の「アリスのままで」はジュリアン・ムーア主演で、
若年性認知症を演じ、アカデミー賞を受賞している。
日本映画では「北の桜守」(吉永小百合が認知症の母親)
「長いお別れ」(山崎努、認知症の父親)、
「恍惚の人」(森繁久彌が認知症の義父、高峰秀子主演)
「明日への記憶」(渡辺謙が若年性認知症を演じた)
その他にも「ペコロスの母に会いに行く」「彦とベガ」
「八重子のハミング」「サクラ咲く」等がある。
いづれも、認知症をテーマにした映画は感動の名作ばかり
です。是非ご一読ください。
私自身も既に認知症の予備軍、カミさんと二人でテレビを
見ながら「あの人誰だっけ」、「確かあの映画に出た人」
「オイ、眼鏡しらないか、」「スマホなら電話するのに」
毎日のように、繰り返す日々である、、やはり運動せねば、
一日一歩、続けねば、、、、(長閑、と笑っていられない)
今日の1句
長閑さや夫婦で交はすあれは何処 ヤギ爺